ゼロコロナ対策の緩和に踏み切った北京で感染者が急増し、医療機関が麻痺しています。ネット上では、死亡者が多過ぎて葬儀場が間に合わない状態だと噂されています。
北京で医療スタッフの感染者数が急増
北京市通州区では、北京市世和医学をはじめとするPCR検査機関の職員の感染により、医療機関が麻痺し、検査用のサンプルを採取できなくなり、12月13日からすべてのPCR検査機関が一時的に閉鎖されています。
発熱の妊婦 薬が買えず
北京市豊台区のあるネットユーザーは、妊娠中の妻のために解熱剤を買おうと薬局に行ったものの、買えませんでした。
北京市民
「薬がないと言われた。こっそり 入った。さぁ、どれくらいあるかな?全部アセトアミノフェンだ。 店員に陽性者が熱熱しているから、薬を売ってくれと懇願したら、値段がわからないと言われた」
「さあ、見てください!値段が書いてある。でも、売ってくれない」
感染拡大の北京 葬儀場が足りない
12月13日、北京のあるネットユーザーが微博に、父親が午後に亡くなったが、遺体を安置する葬儀場が見つからないと投稿しました。ネット上では、北京では感染拡大で葬儀場が足りないと噂されています。
このネットユーザーは、微博に「複数の葬儀場に聞いてみたが、冷蔵庫の空きがないと言われた。亡くなってから3時間が過ぎており、家に安置している。警察にも電話したが、たらい回しだ」と投稿しています。
13日、北京中医大学東方医院の職員が微博に「ここ2日間、葬儀場のスタッフが立て続けに陽性になったため、人手不足が深刻だ。また、最近、北京の死亡率の上昇により、火葬は少なくとも5日から7日かかる予定で、遺体の保存が深刻な問題となっている。基本的なサービスを確保するため、私に連絡しないでほしい。貸し出し用の空箱はもうない」と投稿しています。
中国の元サッカー選手が感染で死亡
遼寧省瀋陽市の元プロサッカー選手、王若吉さんが12日、中共ウイルスに感染し、基礎疾患が悪化して37歳の若さで亡くなりました。
同選手の代理人は13日、微博で「王若吉さんは陽性と診断されたあと、糖尿病が悪化して亡くなった」と説明し、「ついでに言うと、王若吉は李鉄のサッカーパークでトレーニングコーチをしていたが、チャットグループによると、すでに10人以上の陽性者が出ている。 皆さん、お大事に」と投稿しています。