北京では感染拡大で死亡者が急増し、火葬が間に合わない事態となっています。浙江省杭州市では隕石が落下し、民間では熱い議論が展開されています。
北京の死者数急増 火葬が間に合わない
北京では最近、高齢者を中心に死亡者が急増しています。14日、ある北京市民が高齢の家族が死亡したが、火葬のための葬儀場が見つからないとして、ネット上で助けを求めました。
この北京市民は、「姑は昨夜発熱し、今朝6時に自宅で意識不明となった。9時に救急センターに電話したら、1万人以上の人が待っていると言われた。姑は10時すぎに息を引き取った。居住区事務所に電話すると衛生サービスセンターに、衛生サービスセンターに電話すると警察署にたらい回しされた。現在、北京市の葬儀場はどこも引き受けない。病院の霊安室も空きがない。 どうしたらいいのか?」と投稿しています。
同日、北京地区の「葬儀場」が百度で検索急上昇ワードになり、検索指数は平均値の1.7倍で、2020年1月1日以来の最高値を記録しました。
北京市昌平区葬儀場の職員は大紀元に対し、火葬の予約は25日まで全部埋まっており、病院の霊安室も空きがなく、救急車が運んできても無駄だと述べました。
貴州省の居住区で火災 死者多数
15日深夜、貴州省錦屏県(きんへい-けん)三江鎮の居住区で火災が発生し、多くの家屋が焼失しました。
多くの家屋が炎に包まれ、木造家屋が多数焼失しました。
当局は、15日午前3時20分ごろに火災が発生し、19戸が焼失し、4人が死亡したと発表しました。 しかし、この発表を疑問視する声もあり、実際の死傷者数は不明です。
杭州の上空に火球 隕石落下
15日午後6時頃、浙江省杭州市の空から、隕石とみられる巨大な火の玉が落下し、多くの人が目撃しました。
目撃者
「おお〜おお〜おお〜」
隕石は、浙江省金華市浦江県城頭村の道路に落下し、路面には深さ6〜7cmの窪みができました。
中国の民間では、隕石の落下について議論が巻き起こっています。1976年3月、吉林省に隕石群が落下しましたが、その年、共産党のトップ、毛沢東、周恩来、朱徳が死去しました。多くの民衆は「天から隕石が降って来た。王朝交代が起こりそうだ」と議論しています。
ショベルカーを振り回した農民工を射殺
14日夜、河南省鄭州市恵済区の工事現場で、作業員がショベルカーのアームを振り回し、地面から火花が飛び散りました。乗用車一台が薙ぎ倒され、他にも複数の車両が破壊されました。
まもなくして、現場では銃声が鳴り響き、ショベルカーも止まりました。
事情を知る人物によると、別の作業員がショベルカーの暴走を止めようとしたところ、巻き込まれて死亡しました。警察が現場に到着し、ショベルカーの男を射殺しました。ネット上の情報によると、この男性は農民工で、給料の未払いに抗議していたといいます。
ネットユーザーからは、「追い込まれなければ、命をかけて抗議することはなかったはずだ」と出稼ぎ労働者に同情する声が上がっています。