中国で感染拡大が続いています。 最近、北京のある病院の内部会議の録音がリークされましたが、北京の流行が深刻で、多くの病院が麻痺状態に陥っていることを明らかにしています。
北京の内部会議録音「流行は深刻だ」
12日、北京のある私立病院の幹部が社内会議で、北京の流行は想像を絶するほど深刻であることを明らかにしました。
北京のある私立病院の幹部
「多くの病院はすでに麻痺状態だ。昨日午後4時、北京は退職した医療スタッフ全員に職務に復帰するよう呼びかけた。 広州も同じようなことをやっているので、第一波は非常に深刻だ」
「我々の想像とは違う。実は、これからが始まりだ」
「感染は、100%『被感染』だ。しかも四波、五波と続くだろう」
病院の幹部はまた、「中国と違って、米国は封鎖を解除する前に、いろいろな準備をしておいた」と述べました。
北京のある私立病院の幹部
「米国はなぜ7月に解除したのか? なぜ、それができたのか? 彼らは事前に国家的な準備をたくさんしたからだ」
「病院に行く回数を最小限にしなければならない」
「死亡は医療逼迫によるものだ」
この幹部はさらに、当局が今大々的に宣伝している薬「連花清瘟(れんかせいおん) 」は絶対に使ってはならないと警告しています。
北京のある私立病院の幹部
「どのように薬を使うのか?」
「抗生物質は絶対に使ってはいけない」
「連花清瘟カプセルは絶対に使ってはならない」「深刻な急性肝障害になる」
医薬品不足と価格高騰
中国では感染拡大によって、医薬品が不足し、一部の薬局はこの状況に乗じて価格を引き上げ、患者の苦痛に拍車をかけています。
中国の民衆
「これで5軒目の薬局に聞いたけど、薬が何もない。 ここでは、同じ人が(1箱を)買った」
「ほら、ラベルが3つもついている。国難に乗じて値上げしている」
大連の病院 陽性患者を拒否
15日、遼寧省大連市のある病院では、感染者の受け入れを拒否し、薬の処方を拒否しました。
大連 病院の職員
「陽性患者はもう受け入れない」
陽性患者
「受け入れてほしいと言っていない。何か薬を処方してください」
「どこに行っても薬が買えない。薬局にもないし、病院も処方してくれない」
大連 病院の職員
「我々病院では受け入れできない」
陽性患者
「陽性になったら、死ぬのを待つしかないのか!」