中国の多くの著名人が死亡 当局は死因の言及を避ける

中共ウイルスの感染が急拡大している中国では最近、多くの著名人や専門家の死亡が報じられています。しかし、官製メディアは彼らの死因について言及を避けています。

著名な京劇俳優の儲蘭蘭氏が12月18日未明、北京で40歳の若さで亡くなりました。 安徽省出身の儲蘭蘭氏は、中国戯曲学院の卒業生で、20歳でデビューアルバムをリリースしました。

また、2008年北京パラリンピックのマスコット「福牛楽楽」のデザイナーで、清華大学美術学院の教授でもある呉冠英氏が、20日午前、67歳で亡くなりました。

儲蘭蘭氏の死亡について、公式発表では具体的な死因に触れず、「重い風邪」により死亡したと報じています。

中国の映像プロデューサー 李さん
「多分彼らの会社が発表したと思いますが、明言することができなかったのでしょう。しかし、間接的に証明されています。コロナは死なない病気ではないので、基礎疾患のある人または健康だった人でも、死ぬ可能性があります。突然の封鎖解除で、みんな無防備だったのです。やはり深刻な状況になっています」

ネットユーザーは、「コロナで死亡しても本当のことが言えない。官僚は責任を問われるのが怖くて、できる限りお茶を濁している」とコメントしています。

他にも多くの著名人が最近死亡しています。 19日、中国映画資料館の元館長の陳景亮氏が76歳で死亡し、 新華社の「参考消息」の元編集委員、方学輝氏も19日、89歳で死亡しました。

このほかにも、石油教育家の林世雄氏、作家の駱駝羅斌氏、北京服飾学院の周濤副教授、薬剤学者の魏樹礼氏、『学術月刊』編集長の黄迎暑氏、環境学者の湯鴻霄氏、川劇俳優の夏陽氏が死亡しています。 しかし、彼らの死因については言及が避けられています。

中共衛生健康委員会は20日、コロナ関連の死亡例について、いわゆる「科学的分類」を発表しました。コロナによる肺炎と呼吸不全が主な死因である場合のみ、新型コロナウイルスの感染による死亡に分類されるとのことです。

12月5日からの2週間余り、中共が発表した死者数はわずか7人です。 アナリストは、政治的圧力の中で、病院が死亡者数をありのまま報告できるかどうかは疑問であると分析しています。

 
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