中国が3年ぶりに門戸開放

中国は1月8日からこれまでの各種防疫措置を撤廃すると発表しました。記者は、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港でこれについて聞いてみました。

中国は1月8日から国の門戸を開放し、訪中者の集中隔離などの防疫措置を撤廃しました。渡航の48時間前にPCR検査を受け、結果が陰性であれば渡航可能となりました。

記者
ここはニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港の第1ターミナルです。一部の米国人にインタビューしたところ、現時点での中国への渡航はよく考えた方がいいと答えました。

米国在住者
「ウイルスの発生源は中国だとトランプ大統領の時に言っていた。 だから、よく考えるべきだ」

米国在住者
「中国に行く前に考える必要があるのかと? はい。(感染の深刻さを)報道で見ているから」

韓国人旅行者
「今? 中国には行かないし、中国には行ったことがない」

米国在住者
「私は旅行が好きなだけで、中国に行くのは構わない。自分は免疫力が高いと思うから」

米国では、ワクチン接種の有無にかかわらず、1月5日より、中国、香港、マカオから米国行きの便に搭乗する乗客は、出発2日前までに新型コロナウイルス陰性検査証明書の提出が義務付けられました。

また、過去10日以内に中国、香港、マカオに滞在し、韓国の仁川国際空港、カナダのトロント・ピアソン国際空港、バンクーバー国際空港から米国に渡航する乗客にも適用されます。

米国在住者
「(フィリピンでは)ワクチン接種証明書の提出を求められ、韓国の空港には、体温を測る機械が多く設置され、熱の検査をしてから飛行機に搭乗できる」

米国在住者
「フィリピンは(ワクチン接種証明を)確認するだけで通過できる」

同時に、米国疾病対策予防センター(CDC)は、感染爆発している中国での感染者や死者数のデータが不透明だとして、米国人に中国への渡航を再考するよう求めています。

現在、米国、インド、日本、台湾、イタリアなど多くの国が、入国時の中国人の陰性検査証明の提出を義務付けており、北朝鮮は「中国人の入国を一時的に禁止」してい ます。

 
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