サムスン電子の子会社「セメス」が開発した「半導体洗浄装置技術」を中共系企業に流出させた疑いで、元研究員ら5人が起訴されました。
韓国検察は16日、サムスン電子の子会社セメスが開発した世界初の「超臨界半導体洗浄装置技術」を中共に流出させたとして、元研究員ら5人を起訴したと発表しました。
このうち、セメスの元研究員AとB、中国に技術を流出した中国籍のブローカーC、セメスの協力会社代表Dら4人が、産業技術保護法違反および不正競争防止法違反容疑で逮捕・起訴され、セメスの協力企業社員1人は在宅起訴されました。
サムスン電子は、中共に技術を盗まれることが最も多い外国企業の一つです。
昨年10月、韓国の全国経済人連合会が発表した「韓国の先端技術の保護レベルに関する意見調査報告書」によると、韓国の産業界は毎年、技術流出によって約56兆2千億ウォン(約5兆6千億円)の損失を被っていることが明らかになりました。 これは、2021年の韓国のGDP1.4兆ドルの2.7%、2020年の韓国の研究開発費総額650億ドルの60.4%に相当します。
専門家の9割が、技術の流出と保護分野において、中共を最も警戒しなければならないと警告しています。