日本で巡回公演中の神韻芸術団は29日、愛知県芸術劇場で公演を開催した。満員御礼となったこの日、カーテンコールでは万雷の拍手が劇場を包み込んだ。
同日、塗料メーカー社長の岡本茂さんが公演を鑑賞した。一糸乱れぬ演舞に、アーティストらの鍛錬の成果を見たという。
「みんな体が柔らかく、大変揃っていて非常に感動しました。中国で雑技団などを拝見したことがありますが、それともまた一線を画す、華麗で優美な素晴らしい演技でした」
中国文化を体現する神韻の舞台から、仏教の要素を感じて心が和んだという。「日本も中国から仏教が入ってきていますよね。私も真言宗なので、通ずるものがあったと思います。非常に神聖な気分になりました」
「コロナ禍で非常にみんな殺伐としているなかで鑑賞できて、非常に感銘を受けました。また来年も見たいと思います」
同日、ダンス講師の田中美和さんが公演を鑑賞した。「本当にすごく綺麗で、皆さんの動きが揃っているのが素晴らしいです」と語った。
「踊りながら自然にいろんな体型をとるのが美しかったです。止まるところは止まり動くところは動く、その静と動の使い方が参考になりました。踊るときの衣裳の広がりや色使いが本当に美しくて、人に感動を与える踊りという点でもとても参考になりました」
東西の楽器を融合したオーケストラによるオリジナル楽曲に癒されたという。「独特な楽器を使っていて、神様とつながるような、心穏やかになるような、素敵な楽曲でした」
「神様を大切にする思いだとか、自分たちがいい人間になるための教えといったメッセージもしっかり伝わってきて、面白かったです」
神韻を鑑賞したことが、日々のモチベーションにつながったという。「自分は仕事としてダンスの講師をやっているので、神韻を目指して頑張ろうかなと思いました」
佐々木さんは、公演から「衆生済度」のメッセージを受け取っていた。「元々天界にいた私たちが下生して俗世界にいるわけで、それを浄化して元の世界に戻るという考え方ですね。仏様が全てを救ってくださるというお話ですね」
「悪いことをすれば悪業が自分に返ってくるとか、人を助けることで来たところに戻るということを私は信じているので、それを世界に広めているというところで、思いは一緒でした」
以前チケットを申し込んだ時は、劇場の問題で公演を鑑賞できなかったという佐々木さん。今回念願が叶ったことに縁を感じたという。
「意識しなくても、心が求めているんだと思いました。2年前に申し込んだ時はダメだったんですが、その時よりも今日見させてもらった方がより深く入ったかなって。これもご縁だと思います」
友人には「綺麗だから見に行ったら」と、簡単に神韻を紹介したいという。
「これもね、ご縁つなぎの一つなんです。皆さんも種は持っているんですよね。こういうものに触れることによって、少しでも皆さんが目覚められたらいいなと思います」
ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は失われた中国伝統文化の復興を掲げ、世界中で巡回公演を行なっている。日本で神韻公演を観れるのは今月いっぱいまで。
大紀元は神韻芸術団の後援として、2006年の芸術団創設以来、観客の声を伝えています。
(大紀元エポックタイムズより転載)