2月14日、豪州のペニー・ウォン外相は、各大学に対し、中共機関と新たな提携を結ばないよう警告を発しました。 豪州内務大臣も、政府は外国の干渉を阻止するために多くの行動をとっていると述べました。
オニール内務大臣は14日、オーストラリア国立大学の国家安全保障カレッジで講演し、政治家、学者、地域社会のリーダーに対する外国からの干渉の可能性を排除するための新しい規定を政府が策定中であると述べました。 このような干渉は、豪州の民主主義の根幹を脅かすものであるとしています。
オニール豪内務大臣
「確かに政治面において、外国政府は選挙で選ばれた指導者や政党活動家の支持を得て、法律から外交、国家安全保障政策に至るまで変革を起こそうとしていることが見受けられます」
「政府として、国益に適う場合、個別の国の悪行を非難します」
オニール大臣は、豪州の政治的発展を破壊しようとする「国リスト」を公表し、大学を対象とする「外国干渉対策チーム」が保安情報機構と協力して、複雑化する脅威に対処していくことを明らかにしました。
オニール豪内務大臣
「上院の調査によると、豪州保安情報機構(ASIO)のような政府機関と定期的に接触することで、各大学が協力して外国の介入を防ぐための意識をより強化していることが示されています」
シドニー大学も、豪州が直面している安全保障上の脅威は現実的であり、ますます複雑になっていることを認識していると示しました。
オニール大臣は演説の中で中国共産党に言及していません。 しかし同日、日刊紙「オーストラリアン」は、ペニー・ウォン外相が各大学に対し、中国共産党の機関と新たな提携を結ばないこと、また、政府は豪州の孔子学院の活動を厳しく注視していると警告したと報じました。