米ワイオミング州の元教師ハイディ・ラーセン(Heidi Larsen)さんは、法輪功創始者・李洪志氏の文章「なぜ人類はいるのか」を読み、自身が信仰するキリスト教の思想と非常に似ていることに驚いたという。
以前、ふとしたきっかけで法輪功が中国で残酷な迫害を受けていることを知ってから、この修煉団体について関心をもっていたというラーセンさん。
今年61歳になる彼女は、幼いころから「米国で生活できることに感謝するとともに、米国人であることを誇りに思い、良き市民であれ」と教えられてきた。
しかし彼女は、今日の米国社会を見るにつけ、建国の理念や価値観からあまりにも遠く離れてしまった現状に深く心を痛めていた。
「米国は恐ろしい国だ、人種差別主義だとする偏向教育に毒された(米国の)子供たちは、自国に関心を持たなくなり、国を守ろうともしなくなった」
そう指摘する元教師のラーセンさんは、その原因について「無神論や共産主義思想が米国に浸透したためだ」と考えている。
一方、今の子供や若い人たちは物質的には豊かだが、心の中ではとても苦しんでおり、人生の意味が分からない。なかには、自殺願望をもつ人もいるという。
「人々には、苦しみや悲しみから自己を救い出し、歩き続ける力となる信仰が必要なのです」。そう考えるラーセンさんは、いま李洪志氏の文章に出会ったことで、米国に新たな希望を見出すことができたという。
文章のなかで、李洪志氏は「苦しい環境のなかで善念を保持することができ、現代の観念の衝撃に直面しても伝統的な観念を堅持でき、無神論や進化論に直撃されても神を信じることができる人であるならば、救われて天国世界へ回(かえ)ることができるのです」と説いている。
この文章を読んだラーセンさんは「これは私の視界を大きく開いてくれた」と賛同の意を示した。
また、この文章を通じて「法輪功を完全に理解することができた」という。「法輪功はとても前向きな修煉法だ。法輪功学習者が中国で未だに迫害を受けていることはとても悲しい。しかし、中国人がこのような良い教えを得られたことは、どんなに素晴らしいことだろう」とラーセンさんは語った。
(大紀元エポックタイムズより転載)