岸田首相 離任前の中国大使との面会拒否

ホンジュラス共和国 中共の誘惑で台湾と断交

中米のホンジュラス共和国が26日、台湾と正式に断交し、中国共産党と国交を樹立したことを発表しました。

同日、台湾の蔡英文総統はビデオメッセージを発表し、ホンジュラスとの国交断絶に遺憾の意を表明しました。

台湾総統・蔡英文氏
「私たちは中国と金銭を奪い合うなど無意味な外交をするつもりはありません。ここ数年、中国はあらゆる方法で台湾の国際参加を抑圧し、台湾への軍事的侵入を強行し、地域の平和と安定を脅かしています。これらの抑圧や脅迫があっても、中華民国(台湾)と中華人民共和国が互いに従属しないという現状は変わりません」

台湾の呉釗燮外交部長は記者会見で、カストロ大統領は中共の誘惑に幻想を抱いているとし、また台湾に数十億ドル(数千億円)規模の経済援助を要求し、中国からの提案と比較したことを指摘しました。

米国務省は、ホンジュラスが台湾との国交を断絶したことは主権的な判断であるとしたものの、中共はしばしば約束を以って外交的承認を得るが、その約束は結局守られないことが多いと警告しています。

岸田首相、離任前の中国大使との面会拒否

中共の新しい駐日大使となる吳江浩氏が日本に到着しました。その一方で、前任の孔鉉佑大使が出発前に岸田首相との面会を希望しましたが、拒否されたと報じられました。

共同通信は複数の情報源を引用し、今年1月頃、孔氏は日本政府に離任の挨拶のために岸田首相に面会を求めましたが、政府は日程上の都合により孔氏との面会を拒否したと報じています。代わりに林芳正外務大臣と会談が行われたとされていますが、その会談内容は公開されていません。

報道によると、歴代大使の大半は離任前に首相と面会しており、慣例を拒否した岸田首相の対応は異例だとされています。今回のこの動きは、両者の緊張した関係を浮き彫りにしています。

情報筋によれば、日本側が面会を拒否したのは、中国船が尖閣諸島の近海に何度も侵入したことと、中共のスパイと思われる気球が日本上空を飛行したためだといいます。これらの行為が日本国民の感情を悪化させたことが原因の一部だとしています。

 
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