5月23日、米国の信教の自由担当特任大使、議員、学者、中国で迫害されている法輪功学習者の家族数名が、中国共産党(中共)による法輪功への迫害を止める方法について、キャピトル・ヒルで議論しました。
記者・陶明氏
「中共は24年近く法輪功を迫害しており、その黒い邪悪な手はすでに海外にまで及んでいます。 23日、米下院議員は迫害された法輪功学習者の家族に発言を求め、迫害を終わらせる方法を議論するための報告会を開催しました」
報告会では、人権専門家と法輪功学習者が、実際に起きている事例を用いて、中共による法輪功学習者への残虐行為を暴きました。 この残虐行為は氷山の一角ですが、報告会では、中共から迫害を受けた3人の法輪功学習者とその家族も、自らの体験を披露しました。
法輪功学習者の王珊珊さん
「今年、母は瀏陽市裁判所から懲役4年の判決を言い渡されました」
法輪功学習者のスティーブン・ワンさん
「米政府が母を救出し、無事に中国の刑務所から釈放されることを望みます」
迫害前、王珊珊さんとスティーブンさんは中国で、両親と幸せに暮らしていました。しかし、迫害後、王さんの母親は11回、合計10年に及び投獄や拘束をされました。王さんの父親は迫害中に亡くなっています。2011年、王さんは出産直後、中国警察に拘束され死の恐怖にさらされました。
王珊珊さん
「中国には、私たちと同じように、信仰のためにさまざまな程度の迫害を受けている家族がたくさんいます。 私の周りの中国人は皆、心優しい法輪功学習者を助け、その家族を助けてあげてほしいと願っています」
現在、王さんと弟は渡米していますが、王さんの母親は、現在も中国で迫害を受けています。
報告会で発言した人の中には、海外軍事番組の司会者として有名な周子定(周游)氏もいました。 彼の父親は先月、法輪功を修煉した罪で懲役8年の判決を言い渡されました。
周游氏
「祖父は昨年亡くなりましたが、中国に帰ると刑務所に入れられるので、葬儀に参加できませんでした。父もすでに刑務所に入れられていたため、葬儀に行けませんでした」
米国のハドソン研究所 宗教自由センター所長のニーナ・シェイ氏
「中共による法輪功への残虐行為は、現在、世界で最もひどい宗教迫害であり、おそらくジェノサイドと言えるでしょう」
ハドソン研究所・宗教自由センターのシェイ所長によると、中共は1999年7月以降、意図的にすべての法輪功学習者を排除しようとしています。中共が生きたまま法輪功学習者から臓器を摘出している証拠もあり、その黒い手がすでに米国にまで及んでいることを懸念しています。
その後行われた米議会の「国際宗教自由議員連盟」の円卓会議では、議員たちは中共による法輪功への迫害を止めるために協力しなければならないと発言しています。
国際宗教自由議員連盟の共同議長を務めるガス・ビリラキス議員
「米国議会は、法輪功のためにもっと頑張らなければなりません」
「信仰を理由に脅迫され、祖国を追われ、投獄され、あるいは殺されることはあってはならないことです」
「私たちの戦争は始まったばかりで、この素晴らしい法輪功学習者を助けなければならないのです」