近頃、中国各地で中共ウイルス(新型コロナウイルス)の再流行が各地で起っており、2度目の陽性を表す「二陽」が急激に増加し、各地の病院は病床数が不足し混乱状態になっています。
中共ウイルスの流行開始から3年がたった今でも、流行の起源に対する調査は続いています。最近、重要な新しい証拠の報告が相次いで公表されています。米政府関係者は先週、中共ウイルスの流行について、まず3人の中国人科学者が感染し、その後にウイルスが武漢ウイルス研究所から流出したことを示す多くの証拠があると明かしました。
13日、米政府内部の情報筋は、多数の政府関係者による長期にわたる調査の結果、中共ウイルスに最初に感染した、いわゆる「0号患者」が、武漢ウイルス研究所の胡犇氏、朱燕氏、および于平氏の3人であることを明らかにしました。全員がこの大流行の起因、伝播、隠蔽に関与していたといいます。2019年11月、3人は中共ウイルスの研究を行っており、その際に症状が現れました。
報道によれば、米政府関係者は3人の科学者の身元について、かなり確信をもって回答したといいます。ある情報筋は、胡犇氏、朱燕氏、および于平氏の3人が2019年11月に中共ウイルス感染と一致する症状を示したことは「100%確実」であると回答しました。
マサチューセッツ工科大学とハーバード大学のブロード研究所で遺伝子治療と細胞工学を専門とする分子生物学者のアリーナ・チャン氏によると、武漢ウイルス研究所の所長である石正麗氏は「コウモリ女」の異名をもち、胡犇氏は彼女の弟子であったと明かしました。胡氏はSARSに似たウイルスと他のウイルスをかけ合わせてキメラウイルスを作成し、マウスで実験していたとのことです。
「このような危険なウイルスの研究をして、誤って感染するリスクが最も高いのも彼自身である」と話しています。
また、中国では今も流行が拡大し続けています。
蘇州科技城医院神経内科主任・蔡增林医師
「新型コロナウイルスの後遺症患者を何人も診察しました。感染してから後遺症が半年以上続いている人や、2回目の陽性になってから、2週間で症状が現れた人もいます」
南平市第一医院内分泌科副主任・黄良陟医師
「全国の発熱外来の傾向を見ると、どの地域でも程度の差はあれど、感染者数が増加しており、2回目の感染者が爆発的に急増しています」
上海市肺科医院呼吸器内科副主任の胡洋医師は14日、抗原検査は行っていないものの、近ごろ同科内で発熱や咽頭痛が多数発生しているといい、中共ウイルスではないかと推測しています。
外来患者だけでなく、入院患者にも症状が現れた人がいるとのことです。これまでの感染状況によると、感染は避けられないもので、患者の感染は段階的でありながらも自然に感染しているとのことです。病棟では、感染患者が急激に増加しています。一部の患者が回復して退院したら、また次の患者が入ってきており、感染の波はとどまることを知らないようです。
12日付の中国メディア「南方週末」の報道によると、多くの大学が校内での感染を受けて、学内に保健所を設置し、2回目の陽性となった学生が自主的に隔離できるようにしました。しかし、一部の学校は依然として強制隔離を義務付けているといいます。報道によれば、広州大学が4月29日に新型コロナウイルス予防管理に関する通知を出し、2回目の陽性となった学生に対し、学校の保健所や自宅で健康観察するよう要求したとのことです。発症から5日後に、体温が正常で、かつ2日連続で抗原検査またはPCR検査で陰性だった場合に限り、学校に復帰してもよいものと定めています。また、天津外国語大学の学生は、学校の医務室での抗原検査で陽性反応が出たため、そのまま隔離宿舎へ送られ、元々の宿舎のルームメイトに生活用品を届けてもらうことしかできなかったと話しています。