世界で多くの国々が中国共産党(中共)による臓器狩りの残虐行為を阻止するための人権擁護活動を推進しています。最近、台湾の超党派立法委員が「生体臓器収奪の阻止と撲滅法案」の制定を推進し、国際的な注目を集めています。台湾の台北市議会は21日、超党派の決議を採択し、「臓器狩り」の残虐行為を厳罰化する法案を支持することを表明しました。
台北市議会議長・戴錫欽氏
「140107法案について異議はありますか。異議がなければ採決とします」
台北市議会は21日、人道に反する生体臓器摘出の残虐行為を非難し、関与した者を厳しく罰する刑事立法を推進する立法院を支持する決議を採択しました。同法案には、28人を超える超党派議員が署名しました。
民進党の台北市議会議員・洪健益氏
「台湾では原則的にこのような連署や支援が広がり続けることが可能です」
「世界で生体臓器収奪が最も多く行われているのが中国であり、私たちは力を合わせ罰していくべきだと思います」
国民党の台北市議会議員・徐弘庭氏
「如何なる人の臓器も、本人の意志なしに強制的に摘出され、売買されたり、商品化されたりしてはなりません」
「だからこそ、人権に関わるこのような法案に、党派を超えた支持が集まっているのだと思います」
統計によると、中共の臓器移植数は世界で2番目に多いとされており、臓器の出所が不明なだけでなく、法輪功学習者や「良心の囚人」の臓器が盗られ、売買されていることに関する証拠が徐々に増えています。
民進党の台北市議会議員・何孟樺氏
「いつの日か中共が、信教の自由や個人の安全に対する信念や権利をより重要視し、よりよいものにしてくれることを願っています」
「同時に、多くの議員が立ち上がって、皆が認めるこの価値観のために声を発することを望みます」
民進党の台北市議会議員・李建昌氏
「中華民国(台湾)の立法院は、一定の制裁を課すことになるこの法律の制定に慎重でありながらも勇敢であるべきです」
「私たちの同胞に、全体主義的な専制政治のもとで、生きたまま臓器を摘出するような残虐行為が行われていることを知らせましょう」
無党派の台北市議会議員・徐立信氏
「民衆に従う者は栄え、民衆に逆らう者は滅びる。民衆の望むことに反することをすれば、いずれは世論に圧倒されます」
議案では、台北市政府に対し、臓器狩りの残虐性を市民に知らせ、違法な臓器売買や移植のために中国に渡航しないよう呼びかけることを求めています。同議案は台北市議会のほかに、7日に桃園市議会でも可決されました。