日に日に暑さが増し、夏が近づくなか、2024年の米大統領選挙も熱気を帯びてきています。先週末、トランプ前大統領が主な激戦州を訪れ、今後バイデン大統領もそれに続く予定です。ホワイトハウスからの報道を見ていきましょう。
米独立記念日を前に、ドナルド・トランプ前大統領は1日、サウスカロライナ州で大規模な選挙集会を開き、米国の伝統的価値観を強調しました。
トランプ前大統領
「2世紀半ほど前、勇敢な米国の愛国者たちが命の危険を冒して、自由という偉大な目的のために戦いました。彼らの名前は英雄や伝説として歴史に刻まれています」
集会が行われたのは、人口3千人あまりの小さな町でしたが、トランプ氏の集会には5万人もの人々が訪れ、主要な道路を埋め尽くしました。
今回の集会は、トランプ氏が米司法省に起訴されて以来初の集会で、正義と独立への回帰を訴えました。
トランプ氏
「実のところ、我々は独立を取り戻す必要があります」
トランプ氏はまた、先日、最高裁判所が下した大学入試で人種的要因を考慮しないとする決定を称賛しました。
トランプ氏
「私たちは、300人近い連邦判事と3人の偉大な最高裁判事を任命しました。実力に基づく教育システムの影響力はどれほど大きいでしょうか? これはどれほど素晴らしく、注目に値することでしょう!」
一方、現職のジョー・バイデン大統領も精力的に選挙活動を行っています。バイデン氏は6日にも大統領選の重要激戦州であるサウスカロライナ州を訪れる予定だといいます。