1999年7月20日、中国で突如始まった法輪功学習者への迫害は今年で24年になります。今月15日から16日、日本の法輪功学習者が大阪と京都で、7・20反迫害記念集会およびパレードを行いました。多くの国会議員がさまざまなかたちで支持を表明しました。
日本三大名城の一つ、大阪城のふもとで、全国から集まった法輪功学習者たちが煉功動作を行い、穏やかなかたちで2日間にわたる「7・20反迫害集会」の幕開けを飾りました。
和やかな音楽の中、法輪功学習者の穏やかな表情が、大阪城の荘厳な雰囲気に溶け込み、まるで一体となっているようでした。辺りが観光客で賑わう大阪城公園ならではの特別な風景となりました。
15日の正午、日本全国の法輪功学習者が大阪の中心部で集会を開きました。集会には参議院議員の山田宏氏、衆議院議員の石橋林太郎氏、同じく衆議院議員の和田有一朗氏と評論家の三浦小太郎氏など多くの方から声援が寄せられました。また集会には元衆議院議員の長尾敬氏も駆けつけ、スピーチを行いました。
元衆議院議員・長尾敬氏
「皆さんの信ずるところが本物であり、世界を救う民主的なものだから、中国共産党が法輪功の皆さんをターゲットにするのだと思います。皆さんの価値観は、私たち日本人の価値観とすごく共通する部分があります。これは恐らく人間の知力で生まれたものではなく、自然から与えられたものだと思いますので、引き続き苦しいこともあると思いますが、是非継続していただきたい。そして私たちも全力で支援をしていきたいと思っています。頑張っていきましょう」
法輪功学習者が江沢民を訴えることについて長年支援してきた弁護士の徳永信一氏は、中共の権力を恐れずに24年も正義を追求してきた法輪功学習者の精神に感服し、自ら行進に参加して支持を表明しました。
弁護士の徳永信一氏
「秘密警察、あるいは大使館・領事館の人脈、あるいは日本の左翼などを使いながら、さまざまな妨害を行ってきたと今実感しています。その中でずっと声を挙げて来られたことに対して、その勇気と良心、正義を求める心に大変感心しています。今日のデモ行進に僕も駆けつけることができて、そして一緒に歩くことができることを大変光栄に思っています」
観光客で賑わう関西の繁華街を、法輪功学習者は迫害を止めさせるための24年の忍耐と願いを記した横断幕を掲げ、約2時間ほど行進しました。
両日とも関西の最高気温は40度近くを記録し、灼熱の夏日となりました。しかし、天国楽団を先頭にした隊列は、反迫害の横断幕を掲げ、炎天下の中、大阪の道頓堀や心斎橋、京都の八坂神社や鴨川といった有名な観光地を練り歩き、平和的で理性的な訴えを多くの人々に伝えました。