毎年7月20日前後、世界各地の法輪功学習者が、中国共産党(中共)による法輪功迫害の停止を求める大規模な集会やキャンドルナイトを開催しています。
1999年7月20日、当時中国の江沢民国家主席は法輪功への一斉弾圧を開始しました。法輪功学習者を大量に抹殺する迫害が中国大陸を席巻し、24年が過ぎようとしていますが、迫害は未だに続いています。
毎年「7・20」に際し、海外の法輪功学習者たちは平和的な行進や集会を通じて、迫害に反対する数百万人の学習者の声を発信しています。
9日夜、マレーシアのティティワンサ公園で、マレーシア各地から集まった法輪功学習者がろうそくを手に静かに座り、中共に迫害され亡くなった法輪功学習者に哀悼の意を表しました。
また14日、シドニー中心部では、天国楽団を先頭にした法輪功学習者からなる隊列がマーティンプレイスを出発し、商店などが立ち並ぶ賑やかな通りを行進しました。また、市の中心地では反迫害24年を記念する集会が開かれました。
シドニー元市議会議員、アンドリュー・ウィルソン氏
「国中があなた方を誇りに思っているでしょう。私たちは必ず勝つと信じています。それは簡単な道のりではなく、困難で、挫折もあるでしょう。しかし最後には、あなた方が勝つと私は信じていますし、全人類のために、あなた方は勝たなければなりません」
豪州伝統家族財産擁護協会(オーストラリアTFP)代表・ポール・フォル氏
「私たちの心、そして祈り、思いはあなた方とともにあります。人類に対するこの犯罪に終止符を打つため、私たちは全力を尽くすつもりです」
15日、ドイツの一部の法輪功学習者はミュンヘンで、反迫害24周年を記念し、中共による残虐行為の停止を求める「7・20」反迫害記念集会とパレードを行いました。活動には、12人のドイツ国会議員と連邦州議会議員が連帯して書簡を送ったということです。
ドイツ在住の教師、クリスチャン・ミュラー氏
「生体臓器収奪は決してあってはならないことです。ドイツ政府は北京との貿易に、多くの資源と多額の資金を注入していますが、同時に宗教や仏教を信ずる人々が迫害され、強制収容所に入れられている事実もあります。ドイツの歴史に照らし合わせて考えれば、これは容認できないことです」
ドイツ元警察官、ユルゲン・シュミット氏
「多くの人々に目を覚まし、行動を起こしてもらいたいと願っています。今日の活動は本当によかったです。多くの人が自分が何ができるか知る機会になったと思います」
同日、150人を超える法輪功学習者が英国ロンドンで集会とパレードを行い、24年間迫害に苦しんできた中国の学習者に対する声援を示し、各界の人々に迫害を止めさせるための協力を呼びかけました。
英法輪大法学会代表・ビクトリア・ホワイト氏
「今日までに発表されたデータによれば、迫害され死亡した法輪功学習者は5千人以上います。しかし、中共の検閲や隠蔽制度のため、本当の数はわかっていません」
カナダの国際人権弁護士、デービッド・マタス氏
「1992年に法輪功が広まり始めたとき、中国政府は、法輪功は健康によく、医療に係るコストを削減できるとして、人々に修煉を奨励していました。法輪功は多くの人に受け入れられ、人気がありますが、中共はそれを弾圧の理由とすることができず、事実をひっくり返しました」
15日、日本三大名城のひとつとも言われている大阪城で、日本各地から集まった法輪功学習者が、2日間にわたる「7・20」反迫害活動の幕を開けました。
元衆議院議員・長尾敬氏
「暗闇の中で、一筋の光がもしも見えているならば、それを信じていただきたいし、その先には私たちがいると思って、闇を抜け出していただきたい気持ちでいっぱいです」
「皆さんの信ずるところが本物であり、世界を救う民主的なものだから、中国共産党が法輪功の皆さんをターゲットにするのだと思います。皆さんの価値観は、私たち日本人の価値観とすごく共通する部分があります。これは恐らく人間の知力で生まれたものではなく、自然から与えられたものだと思いますので、引き続き苦しいこともあると思いますが、是非継続していただきたい。そして私たちも全力で支援をしていきたいと思っています。頑張っていきましょう」
衆議院議員の石橋林太郎氏は、メッセージの中で、「『法輪功をやっている』・・・ただそれだけの理由で連行されることなど本来あってはならないことであり、まして強制臓器収奪などという蛮行は決して看過できるものではありません。今、この瞬間も、自由を奪われている多くの方々がいることを考えると強い憤りを感じずにはいられません」と記しています。
また、参議院議員の山田宏氏は「中国政府による法輪功学習者に対する臓器収奪は人類史上類を見ない犯罪行為であり、文明の進歩に逆行する蛮行として私も国会において何度となくとり上げてきました。日本政府は法の支配や人権を重んじる国家として、中国政府による非道な人権迫害に対し強く抗議の声をあげ、一日も早くやめさせるための行動をとってゆくべきと考えます。これからも皆様とともにがんばります」と述べました。
15日夜に台湾の台北市で行われたキャンドルナイトでは、台湾5都市から10人の議員と2人の議員代表が参加し、中共に対し法輪功への迫害を直ちに停止するよう共同で呼びかけました。
国民党台北市議会議員・徐弘庭氏
「民主主義、自由、人権、そして臓器を商品化していることへの反対は、政党や派閥を問わない価値観であり、いかなる政治的立場も問いません。これらの価値観に反する者は非難され、制裁を受けるべきです」
民進党台南市議会議員・朱正軒氏
「台湾だろうと、世界各国だろうと、あるいは中国国内であっても、中共の人権弾圧と人権迫害には国境がないことが見てとれます。基本的に誰であろうと、中共が脅かされていると感じるような行動や活動があれば、どの国に対しても決して手加減しません」
米国では一部の法輪功学習者が20日、ワシントンD.C.で大規模なパレードと集会を行い、過去24年にわたる中共による法輪功への残虐な迫害に抗議し、「中共の解体と法輪功への迫害の停止」を訴えました。