中国人移植医が米で逮捕 生体臓器収奪関与が暴露

武漢協和医院の腎臓移植医である王振迪が最近、米国逮捕されました。麻薬密売やマネーロンダリングなどに関与しているとして起訴されました。法輪功迫害追跡国際組織(WTOIFG)の汪志遠主席によると、王振迪はかねてより、法輪功学習者からの生体臓器収奪、生きているドナーから臓器を取り出す犯罪行為に関与した疑いがもたれており、調査対象になっていたといいます。

2日、華中科技大学同済医学院の附属病院である「武漢協和医院」の移植外科医である王振迪が、米国から中国に帰国する準備をしていたところ、飛行機に乗る前に、マネーロンダリングの疑いで米国警察に逮捕されました。起訴状によると、2023年1月以降、米麻薬取締局(DEA)などが王振迪被告と他2人について捜査していたということです。

法輪功迫害追跡国際組織・汪志遠主席
「追跡国際組織の10年以上にわたる調査により、1999年末から、中国共産党(中共)の前指導者である江沢民が、党や政府、軍、武装警察、全国の臓器移植医療機関など、あらゆる国の組織を総動員して法輪功学習者に対する虐殺を命じ、その虐殺は現在もなお続いていることが確認されました」

汪志遠主席によると、今回逮捕された王振迪は、法輪功学習者からの生体臓器収奪に関与した疑いがあるとして、長い間調査の対象になっていたといいます。

汪志遠氏
「中共による法輪功学習者に対する生体臓器収奪という国家犯罪の背景には、武漢協和医院との深い関わりが疑われています。この病院では多くの腎臓移植が行なわれ、腎臓移植では中国で第1位の実績があります。また、この病院での臓器移植の待ち時間は極めて短く、心臓移植は3日から5日だと言われています。王振迪は当該病院の腎臓移植科に勤務しており、私たちの追跡国際組織において、長らく調査の対象になっていました」

中国経済専門家・秦鵬氏
「中共にとって、これは安定を維持し、長期にわたってそのイデオロギーを推進するためのやり方です。彼らはこれらの人々を利用してお金を稼ぎ、共産党が迫害したい人々を肉体的に消滅させるという目標を達成するつもりです。中共は、道徳や生命を大切にするという観点から、これらの医師や利用する人々を扱うことはありません。基本的には中共の体制の問題でもあります」

中国の経済専門家である秦鵬氏は、逮捕された王振迪のような中共に利用された人々に対し、立ち上がって中共の悪事を暴露し、それによって罪を償うことを呼びかけました。

秦鵬氏
「もしこれらの人々が海外に出る機会があるならば、以前関与していた臓器狩りや中共体制下での悪事などを暴露するべきです。そうすることで、彼らにとっては少しばかりの罪滅ぼしになるでしょう。中共を暴露することで、中共の数十年にわたって国民に与えてきた残酷な迫害を終わらせる助けにもなります。彼らにとって、これは償いの機会でもあるのです」

元広州軍病院の医師・譚娓氏
「白衣の天使が患者を治療し、人々を救う。 このような職業に携わる人が道徳的な最低限のラインを持たず、無神論者のように、悪行に対する報復を恐れないなら、天使は悪魔になってしまいます。『生体臓器収奪』、ふつうの人はこのようなことを聞いても信じられないものですが、実際に起こっているのです。金のため、あるいはある政治的目的のために悪事を働くことは、もはや人間の範疇を越えています。私たち人間の言動を神は見ています。借りは返さなければなりません」

 
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