テスラが中国本土でさらに制限されています。最近、テスラ車のオーナーが公共の充電スタンドで充電中に警察に妨害されたことが動画で明らかになり、懸念が広がっています。 中国共産党(中共)によるテスラへの規制には法的根拠がなく、外資の撤退を加速させるとの分析もあります。
9月11日、あるテスラ車のオーナーが公共の無料充電スタンドで充電中、3人の警察官に乱暴に阻止される様子を撮影した動画が出回りました。 オーナーは警察に対して法的文書を要求しましたが、返答は得られませんでした。
テスラ車のオーナー
「ここは誰もが利用できるスタンドなのに、なぜここで充電できないのだ?」
時事評論家・遇羅文氏
「多くの外資系企業が中国から撤退しており、特に米政府はそうするよう呼びかけています。しかし、マスク氏はその流れに逆らい、中国に投資しています。それはもちろん、中国の安い労働力と原材料に惹かれたのでしょう。しかし、彼らは中共と取引することが非常に危険であることを知りません。 テスラを制限しようとするこれらの動きには法的根拠がまったくなく、不当です」
時事評論家である遇羅文氏は、テスラに対する規制には法的根拠がなく、中共当局の動きは外資の撤退を加速させると見ています。
遇羅文氏
「テスラほどの大企業が中国に投資できるのを見れば、多くの米企業が中国に留まり、中共は投資を呼び込むことも可能でしょう。しかし、中共は、その目的が達成されれば、すぐに背を向けるでしょう。このように、中共は外資を呼び込むと言っている一方で、がらりと態度を変えているのですから、当然、外資系企業は怖じ気づいて撤退し、投資したい人も中国に来なくなります。これは、必然的な結果です」
中国の高校教師である万興氏(仮名)は、テスラは中国であらゆる規制に遭遇していますが、自分に選択肢があれば、やはりテスラを買うと語っています。
中国の高校教師・万興氏(仮名)
「電気自動車については現在テスラだけが存在しているようなものです。国産の電気自動車は、未熟で発火する確率が高く、危険だからです。これは一種の排外主義でしょう。この状況がいつまでも続くことはありません。日本車についても、ひとたび反日感情が起これば、多くの人が日本車を叩き壊しますが、それでも日本車を買う人は多くいます。 何しろ日本車は中国で人気が高いですから」
雲南省のスーパーのオーナー・孔林氏(仮名)
「スーパーの前にテスラが停まっていました。そのデザインを見て、とても素敵だと思いました。ネットで検索したら29万人民元(約600万円)でした。今回の件は別にテスラをターゲットにしているわけではなく、単なる排外的な感情です。最終的には、解決策を見つけなければなりません。他人の良い点は学ぶべきです。私は40年以上ドイツ車を運転してきました。彼らは車作りに真剣なので、安心して乗れます」