法輪功を修めているという理由で中国で逮捕された父親を釈放するよう、ドイツ在住の息子が世界中の政治家に訴えています。法輪功(ファールンゴン)は仏家の伝統に根ざした精神修養法です。法輪功学習者への迫害は現在も続いており、生体臓器収奪の対象になっていることが裏付けられています。
両親の解放を求めて、ドイツ在住の丁楽斌さんは、祖国中国から遠く離れた場所で、両親を救出するために、あらゆる活動を行っています。
丁楽斌さん
「中国共産党の一人っ子政策のため、両親にとって子供は私一人です。年をとってきており、私が世話をすべきです。中国大使館に次のことを求めます。両親への迫害を即座に停止し、即時に無条件で父を釈放すること。両親がドイツに来れるようにパスポートを与えること」
彼の両親は今年5月、山東省で実行された集団逮捕の一環として拘束されました。国際的な圧力により母親は保釈されましたが、現在も監視されています。父親は今も拘留中です。
インタビューは、パリでの平和的なプロテストの中で行われました。千人を超える法輪功学習者が街道をパレードし、法輪功の理念である「真・善・忍」を称え、中国での迫害停止を訴えました。
丁楽斌さん
「逮捕されてから最初の12日間は、両親の居場所が全くわかりませんでした。善良な人々です。温厚な法輪功学習者で、中国の法規に反することは何もしていません。だが、消息不明になりました」
フランスの元教育担当副大臣が丁楽斌さんへの支持を表明しました。
欧州の政治家や日本の地方議員が、関係者に書簡を送付しました。
丁楽斌さんは両親の自由のために休むことなく嘆願を続けています。