ロシア国防省は5日、ロシアの新型戦略原子力潜水艦が核弾頭を搭載可能な潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「ブラバ」の発射に成功したとするビデオを公開しました。
ロシア国防省によれば、ロシア北部沿岸の白海の海中から発射されたミサイルは、数千キロ離れた極東のカムチャッカ半島の標的に命中したといいます。
「ブラバ」の推定射程は約8千キロで、最大6個の核弾頭を搭載可能です。
ロシア国防省は、ミサイル発射実験がいつ行われたかは明らかにしていません。
これは、先日、ロシアが「包括的核実験禁止条約」の批准を取り下げた直後のことで、ロシアが核実験を再開するのではないかという懸念に火をつけました。
ロシア国防省は、弾道ミサイルの試射は、SLBM搭載原潜ボレイ型の7番艦「アレクサンドル3世」の最終テスト段階であり、その後、同潜水艦を海軍の装備に加えるかどうかが決定されるとしています。