上海、ハロウィーン・仮装者の逮捕を開始

先月のハロウィーンで社会を風刺するためにさまざまな仮装をした若者たちが、いま中国共産党(中共)の標的になっています。

情報筋によると、多数の「仮装者」が警察に連行されたといいます。一方、中共のインターネット情報部門は、TikTok、小紅書(RED)、テンセントなどのウェブサイトの責任者からも事情聴取を行い、ハロウィーン動画のアップロードをした者を調査するよう命じました。

米国政府系メディアのラジオ・フリー・アジアは11月17日、南京のボランティア活動家である何培蓉氏が明らかにした内容として、数日前、上海で様々な仮装をした若者たちが何人も警察に連行され、そのうち、若い女性が1人と、その場にいた彼女の友人たちも取り調べを受けたと報道しました。

また、別の上海メディア関係者によると、上海警察は仮装をした若者たちを捜査しており、逮捕に乗り出しているといいます。

報道は北京のあるメディア企業の従業員の話を引用し、中共のインターネット情報弁公室が最近、テンセント、小紅書(RED)、TikTokなどの担当者を呼び出し、オンライン動画の管理方法を是正し、ハロウィーン期間中の動画をこれ以上公開しないよう命じたと報じています。

ハロウィーンの前日、上海などでは若者たちがさまざまな仮装をして、中国の社会的混乱を風刺し、中共への不満を表明しました。伝染病の流行時に防疫作業員が使用した「白い防疫スーツ」を着た人もいれば、清朝の役人になりすました人、さらには中共の党首をほのめかすような格好をする人もいました。

中国の携帯電話輸出 年間5億台減少

中国の携帯電話輸出は減少を続けており、2015年から2022年までの7年間で年間5億台以上減少しました。

中共税関総署のデータによると、今年10月に中国から輸出された携帯電話は8111万台で、前年同月比で約10%の増加でしたが、年初から10か月間の輸出総計は6.4%減の6億4200万台となりました。

統計によると、中国の携帯電話輸出台数は2015年に13億4300万台のピークに達して以来、年々減少しており、2022年は8億2200万台で、2015年に比べ5億2100万台減少しました。

中共メディアによると、外資系携帯電話メーカーの中国工場閉鎖が主な理由とみられます。例えば、韓国のサムスンは2014年以降、中国市場から徐々に撤退し、中国工場を閉鎖して、ベトナムへと移転しました。米アップル社も近年、中国の生産ラインを徐々に移し始めています。

 
関連記事