米国と中国共産党間の戦略的競争に関する特別委員会は最近、最新の調査結果を発表し、カリフォルニア州にある中国の研究所から驚くべき発見があったことを明らかにしました。
この秘密研究所はカリフォルニア州リードリーの空き倉庫にあり、2022年12月に地元の衛生検査局によって発見されました。
2023年3月、米国疾病予防管理センター(CDC)、連邦捜査局(FBI)、そして、その他の機関による合同調査で、エイズ、新型コロナウイルス、さらには「エボラ出血熱」のエボラウイルスなど、少なくとも20の感染源となりうるウイルスが入った冷蔵庫を、約30台発見しました。
映像
「このうす暗い建物の中には、実験器具、製造設備、危険な化学薬品、医療用冷凍庫のほか、何千もの生物学的物質が封じ込められた容器がありました」
報告書によると、この研究所は新型コロナウイルス検査試薬を製造していると称していましたが、実際には中国製のものを米国製として偽造した新型コロナウイルス検査キットと妊娠検査キットを転売していたといいます。
前下院議長・ケビン・マッカーシー氏
「このような研究所は米国内に他にいくつありますか?中国は米国内の他の研究所にも関与しているのでしょうか?中国は米国での病原体に関する活動にも関与しているのでしょうか?」
議会報告書によれば、この研究所を運営していたのは、中国からの国際逃亡者であり、カナダのブリティッシュコロンビア州の最高裁判所から「前代未聞の規模の詐欺行為」として有罪判決とともに、3億3千万カナダドル(約358億円)の損害賠償を言い渡された指名手配犯の祝加貝(ジアベイ・ジェシー・ジュー)です。