法輪大法情報センターが最近発表した新しい調査によると、中国共産党(中共)による法輪功への迫害が再び公となり、治安当局と司法当局の幹部は、再び公然と法輪功を攻撃しています。中国で活動する陳弁護士は記者団に対し、中共当局は法輪功学習者に弁護の機会さえ与えていないといいます。
法輪大法情報センターの新しい調査報告によると、中共が政権の安全維持に再び力を入れる中で、法輪功への弾圧は、中央指導部と地方当局の最優先事項となっています。
調査報告は20余りの参考文献を引用し、「中共による法輪功弾圧の暴力運動は、国民をコントロールし、政治権力やイデオロギーを維持するための核心的要素とみなされている」といいます。
調査によると、2006年2月以来、中共の地方政府のウェブサイトは、公の場で法輪功について言及することを控えていました。表向きは、中共が法輪功の弾圧に成功したという誤った印象を国民に与えるためです。しかし、2017年から2023年にかけて、中共の司法、公安、国防などのシステムは、再び法輪功への迫害を強化すべきだと全国会議で繰り返し言及してきました。そして2023年1月には、中共の安全保障関連の高官と司法の高官が再び法輪功を公然と攻撃し始めました。
豪州在住の歴史学者・李元華氏
「私が思うに、中共が法輪功への迫害を始めたその最大の理由は、法輪功が真・善・忍を提唱しているのに対して、中共は虚偽と悪、闘争を推し進めており、これは根本的に正反対だからです」
法輪大法情報センターのスポークスマン・張而平氏
「明慧ネットのデータベースが収集した情報によると、中共が1999年7月20日に法輪功への迫害を開始して以来、今年11月20日まで、この24年間で中共に迫害されて死亡した法輪功学習者の数は5010人に上ります。情報封鎖のため、実際の数はこの統計よりはるかに上回ると予測されます」
中共による法輪功への迫害は、1999年7月20日に始まり、中共のメディアが一斉に法輪功を誹謗中傷し始めました。なぜ中共は法輪功を第一の攻撃・弾圧対象としているのでしょうか?
中国政法大学国際法修士号を持つ・頼建平氏
「イデオロギーの発言権を独占し、独裁政治を維持するために、中共はあらゆる宗教信仰への弾圧を惜しまないでしょう。法輪功は中国の宗教として、中共にとって極めて大きな脅威となっています。そのため、長年にわたり、中共は表面から本質までさまざまな形をとって法輪功弾圧を一貫して狂ったように行ってきました。中国で法輪功を弁護する人権弁護士を見つけるのは極めて困難なことです」
中国で活動する陳弁護士は記者に対し、現在中国大陸の弁護士は法輪功学習者を弁護することが非常に難しくなっていると語りました。その理由は、中共当局がそもそも機会を与えていないからです。
中国で活動する陳弁護士
「一部の地域では、弁護士が介入しようとしても、その資格を認められないことがあります。その結果、法輪功に関する案件に関わることができる弁護士は非常に限られています。以前は多くの弁護士が困難に直面しながらも介入することができましたが、今はほんの一握りの弁護士しか関わることができません」
陳弁護士は法輪功の案件を引き受けたいのですが、法律事務所は許可してくれないといいます。
陳弁護士
「司法局が法律事務所を経由して、弁護士が案件を受け取ることができないように、密かにコントロールし、圧力をかけています。特に東北三省の遼寧省、吉林省、黒竜江省です。吉林省は特に深刻で、弁護士はたとえ手続きをしても、裁判官はそれを無視して開廷する日時を教えてくれません。結局のところ、手続きを済ましても何の意味もなく、さらにさまざまな無理な要求を言われるなど、弁護したくてもできないのです」
「明慧ネット」12月11日付の中国総合報道によると、最近、中共の国家安全部門は各部門に洗脳キャンペーンを展開し、主に法輪功活動を誹謗中傷することをメインにしています。新採用公務員と在籍しているすべての公務員を洗脳、統制しています。また各部門の新採用公務員に就任前に法輪功学習者を監視することを要求しています。