米国際宗教自由サミット 中共の法輪功迫害を非難

2024年の国際宗教自由サミット(IRF)はワシントンD.C.で開催されました。米国のジョンソン下院議長は、法輪功に対する中国共産党(中共)の迫害を非難し、法輪功学習者に対する生体臓器摘出を非難しました。米議会両党から多くの議員がIRFサミットで演説し、この問題における両党の共通の立場を示しています。

1月30日、ジョンソン米下院議長は2024年のIRFサミットで、中共による信仰団体への迫害や法輪功学習者が生きたまま強制的に臓器を摘出されていることに対して非難しました。

米国のジョンソン下院議長
チベット仏教徒と法輪功学習者は中共によって強制収容所に送られ、そこで強制労働をさせられ、臓器を摘出されています。米国には大量虐殺を防ぐ機会と義務があり、これらの罪を犯した者を処罰することができます。しかし、中共はまさにそれ(大量虐殺)を行っています」

米下院は昨年、中共による良心の囚人に対する生きたまま強制的に臓器を摘出するという残虐行為に対抗するための法案を圧倒的多数で可決しました。

スミス下院議員は、法輪功学習者は今もなお、中共によって逮捕、拘留、拷問、迫害されており、生きたまま臓器を摘出されるなど、最も残酷な手段で死に至るまで迫害されていると述べました。

また、サミットで元米宗教自由大使のブラウンバック氏は、米国が中共の人権侵害を阻止するためにより強力な手段を取るべきだと新唐人に語りました。

ブラウンバック元米国宗教自由大使
「中共はウイグル、イスラム教徒、キリスト教徒、法輪功を弾圧しています。この政権は米国が抱く理念に完全に反しており、我々はこれに立ち向かう必要があります。我々は宗教の自由を人権の基盤と見なしていますが、中共はそれを生存の脅威と見なしています」

サミットでは、米国の両党から多くの議員が発言し、この問題における両党の共通の立場を示しました。

サミットに参加した多くの専門家たちは、中共による信仰への迫害を非難しました。

ブラウンバック氏
「中共はウイグル、イスラム教徒、キリスト教徒、法輪功に対して戦いを繰り広げており、それは米国の理念とまったく逆の政権です。我々はこれに立ち向かわなければなりません」

ワシントンD.C.宗教自由研究所の会長であるパターソン氏は、中共がそのイデオロギーや人権侵害を世界中に輸出しようとしていると述べました。

パターソン氏
「中共はインドネシアなど各国の政府に巨大な圧力をかけ、彼らが人権侵害に対して声を上げないようにしています。これは危険なやり方であり、米国はこれまで警戒しませんでした」

1月30日、CNNによると、ホワイトハウスは中共に対して、米国の2024年大統領選挙に干渉しないよう何度も警告したといいます。

米高官はまた。中共がプロパガンダやサイバー攻撃を通じて、米国の有権者を混乱させようとしていることも明らかにしました。

ブラウンバック氏
「我々が中国を変えるか、中共が世界を変えるかのどちらかです。現在、我々は冷戦の状態にあり、そして、その理由を明確にしなければなりません」

ロイター通信は同日、米国が最近、中共のハッカーを取り締まり、遠隔操作で一部のハッキング行為を麻痺させたと報じています。

 
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