ニューヨークタイムズの陰謀、神韻の中傷記事計画

大紀元の19日の報道によると、「ニューヨーク・タイムズ」は過去半年間にわたり、神韻芸術団の元アーティストたちにインタビューを行い、意図的に神韻芸術団を攻撃する記事を執筆しようという計画を進めていました。専門家たちによると、中国共産党(中共)は神韻の影響力を恐れており、神韻を中傷し、人々が神韻の公演を見ることを妨げようとすることが目的だと指摘しています。

長年にわたり、「ニューヨーク・タイムズ」は中共による深刻な人権侵害の歴史を軽んじ、見過ごしてきました。そして現在、米国にいる中国の異論者たちに対してもその批判の矛先を向けています。

大紀元が取得した情報によれば、「ニューヨーク・タイムズ」は約6か月を費やして神韻芸術団を攻撃する記事を準備していたとされています。同紙の記者、マイケル・ロスフェルド氏と中国系記者のニコール・ホン氏はメールで、神韻の元メンバーたちに連絡し、神韻に対する否定的な情報や、怪我の事実を誇張するなどして、神韻の芸術的な追求を貶める情報を探っていました。この記事はまだ公開されていません。しかし公開されれば神韻芸術団に矢先を向け、中共の国境を超えた弾圧活動を助長することになるでしょう。

大紀元は神韻芸術団の現役アーティストたちやその家族、教師たちにインタビューを行いました。彼らは一様に、神韻が厳しいが専門的なトレーニング基準を遵守し、不適切な技術による過労や怪我を防ぐための措置を講じていると述べています。また、神韻は舞踊家の安全と健康を大切にし、専門的な助言を提供しています。専門家たちは、「ニューヨーク・タイムズ」が取り組んでいる報道について、偏った視点で一般化し、専門的な知識を選択的に無視していると指摘しています。

中国問題専門家、横河氏
「神韻芸術団の公演は国際的に非常に高い評価を受けています。出演者のプロ意識と彼らからもたらすポジティブなエネルギーに、多くの人が深く感動しています。そのため、通常の報道では、神韻芸術団の背景、世界各地での巡回公演、公演の成果などの側面から報じるべきです。これらを触れるべきです」

神韻芸術団の副団長である陳纓氏は、「ニューヨーク・タイムズ」が神韻に対して批判的な意見を持つ人々だけにインタビューを行い、神韻での時間を肯定的で非常にやりがいのあるものとして捉えている圧倒的多数のアーティストを無視しているようだと指摘しています。

横河氏
「公正な報道を行う場合、神韻芸術団の現在のメンバーや責任者、またはプリンシプル・ダンサーたちがインタビューに招待されるはずです。しかし、これらの人がインタビューを受けた形跡はないようです」

世界中で名声を博している神韻芸術団は、毎年世界各地で巡回公演を行っています。2006年の設立以来、中共によるさまざまな妨害を受けてきました。その手法には、裏に劇場に圧力をかけて公演を中止させること、神韻アーティストの中国にいる家族に迫害を加えること、神韻の車両に損害を与えること、米国の税務官を買収して神韻の非営利団体としての地位を失わせようとすることなどがあります。

大紀元によると、「ニューヨーク・タイムズ」がインタビューしている何人かの人々は、危険とされる中国人男性と接触していました。この男性は、ソーシャルメディアで銃をいじる様子や決死隊に参加したいという内容を投稿しています。神韻芸術団のアーティストらがトレーニングを行う施設の周辺でも目撃されました。そのため、FBIから安全警告が出されていました。

専門家は、中共がこれほど神韻を恐れるのには、裏があると見ています。

米国の「現在の危険委員会・中国」のメンバー、林暁旭博士
「最も直接的な理由は、神韻が広まっているのは伝統文化、中共の『政権樹立』以前の伝統文化であるということです。この点において、中共は非常に恐れています。中共は数十年にわたり暴力による支配を続けています。中共が特に力を入れてきたのは、あらゆる手段を使って伝統文化を壊すことです。(神韻の公演は)中国人の信仰への迫害に対する抗議を含み、中共による法輪功への迫害を暴露し、さらに生きたままの臓器摘出の暴行を暴露しています。したがって、中共は自らのタブーが世界の観客の前で明るみにされることを恐れています」

大紀元が入手した中共の内部文書によると、法輪功への国境を超えた弾圧の一環として、中共は外国のマスコミに自らに有利な報道を報じるよう取り組んでいます。

一方で、「ニューヨーク・タイムズ」は長い間、中共と同調する報道をしてきました。同紙の元記者、ディディ・カーステン・タトロー氏は、2016年に中共による臓器狩りの疑惑を追及しようとしたところ、編集部によってその調査が妨げられたと証言しています。

 
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