専門家:米公聴会の目的は中共の臓器収奪を阻止

米国の「中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会」(CECC)は20日、中国共産党(中共)による生きたまま強制的に臓器を摘出する犯罪を制止する方法について議論する公聴会を開きました。また米ユタ州では、中国での臓器移植に対する保険適用を禁止する法案が可決されました。

ジャック・ブラッドリー記者
「中共は中国人の臓器を生きたまま摘出しています。20日、『中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会』は、中国における最大の闇、つまり法輪功学習者やその他の宗教を信仰する人の臓器を生きたまま強制的に摘出することについて公聴会を開きました」

クリス・スミス下院議員
「中共は、平均年齢28歳の若者から臓器を収奪し、毎年数千人を殺害しており、その多くは法輪功学習者やウイグル人、その他の政治的・宗教的理由などで拘束されている人です」

ザック・ナン下院議員
「このことは非常に恐ろしいことであり、米国であれ中国であれ、誰もが衝撃を受けるでしょう。これはまさに、迫害されているグループを大規模に拘束し、臓器狩りで何百万ドルも稼ごうというものです」

中国特別委員会は、中共政権による法輪功学習者に対する生体臓器摘出の専門特化および残酷な迫害の実態、臓器狩り産業について議論しました。

法輪功は法輪大法とも呼ばれ、「真・善・忍」の理念に基づいた佛家修煉法です。統計によると、1999年時点で中国での法輪功の学習者の数は推計1億人に達し、中共の党員数を超えていました。同年7月20日、中共当局は法輪功への迫害を開始しました。法輪功学習者の健康状態が良好で、飲酒・喫煙をしないため、強制臓器摘出の最大の対象となっています。

共産主義犠牲者記念財団(VOC)中国研究のイーサン・ガットマン上席研究員
「中共には大規模な臓器移植インフラがあり、2001年のある時期には200万人近い法輪功学習者が拘束されていました。しかしその後ある時期からその数が100~50万人程度に減少していったのです」

マサチューセッツ工科大学ホワイトヘッド生物医学研究所のマヤ・ミタリポワ所長
「米国では臓器移植の待ち時間が長いので、おそらく多くの米国人が絶望しています。中国で移植を受けようと考える人は臓器移植のために殺人が行われていることを必ず考えてほしいです」

トム・オリバーソン下院議員
「収奪された臓器の供給についてはどうすることもできません。 しかし、我々は臓器売買のルートを断つことはできます」

ジャック・ブラッドリー記者
「中共の生体臓器摘出に反対する動きが進む中、中共による人間への迫害に反対する医師や政治家がより一層増えています」

 
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