中国経済の悪化に伴い、財政に危機が訪れています。情報筋は、各地の公務員の給料が約30%も減少したと明かしました。
中国の多くの地域からの報告によると、公務員の給料カットや未払いが広範囲にわたっており、市民の生活に直接的な影響を及ぼしています。
江蘇省の住民である趙さん
「公務員は以前は月給13,000元だったのが、今は1万元になりました。給料が30%も下がったんです」
趙さんはまた、中国共産党(中共)が世論を厳しくコントロールしており、解雇や給料未払いに関する情報は、公開されるや否やすぐに封じられています。保定市の公務員である張さんは、今年の1月から自分のいる市で公務員の給料の支払いが遅れ始めていると新唐人に明かしています。
河北省保定市の公務員 張さん
「先月は給料の支払いが10日遅れました。今月はもう21日になりますが、4月分の給料はまだ支払われていません」
「友人の話では、私たちの市よりも経済状況が悪い県では、すでに3か月間給料が支払われていないそうです」
張さん自身の給料は約10%減少し、400から500元の減額で、生活への影響はとても大きいです。彼の妻は市内の中学校の教師で、給料も数百元減少した上、未払いの状態だといいます。
張さん
「妻の先月の給料の支払いはまだで、1か月分の未払いが発生しています」
「教師たちが給料について職場のチャットグループで質問すると、上司からは『質問しないでください。時が来れば皆に支払います』と言われ、質問をすることが禁止されています」
四川省の瀘州市にある中学校に勤務している王さんは、新唐人のインタビューで、自分たちの給料が減少したこと、一部の福利厚生がなくなったこと、そして業績に応じたボーナスが以前の70%程度に減ったことを明かしました。さらに、その支給は分割されて行われると述べています。
王さん
「もう以前のようには多くはもらえませんが、元の給料の約70%はまだもらえると思います」
「本来ならば、今年は一人の教師に1万5千元が支給されるはずでしたが、年末には5千元しか受け取っていません。ただ、財政難は明らかで、否定の余地はありません。私たちも、他の地域が特に財政的に苦しんでいるという話を耳にしています」