中国共産党(中共)の国際的な抑圧と浸透活動が、世界中で注目され、抵抗されるようになっています。米国下院監視・説明責任委員会のジェームズ・コーマー委員長は、新唐人の独占インタビューで、中共は自由社会にとって史上最大の脅威だと述べ、米国政府に対して、より積極的な対策を取り、体系的に対処するよう求めました。
ジェームズ・コーマー委員長
「中共は、米国の主要な産業に浸透しています。政府機関は、消費者の保護、国家安全の確保、反競争的な政策や行動への対策を取るべきです。しかし、現状では、各機関が中共の脅威を十分に認識しておらず、その影響を食い止めるための計画も立てていないのが現実です」
コーマー委員長は、中共が米国にとって最大の脅威であり、多くの米国のNGOに資金を提供し、それらを通じて米国の政策方向を操作し、重要な部門に浸透していると強調しました。
ジェームズ・コーマー氏
「私たちは中共が私たちの軍、国防省、情報機関に介入し、各機関に危険が及んでいることを非常に懸念しています」
さらに、コーマー委員長は、中共が工業や金融部門だけでなく、米国の農業分野にも影響力を及ぼそうとしていると指摘しました。
ジェームズ・コーマー氏
「中共は私たちの知的財産を盗み、人民元を操作しています。私たちには中共に対する証券法や貿易制限がなく、これらは他の貿易相手国にのみ適用されています。現在、中国は米国や農業分野において貿易黒字を記録しています。国家安全保障において食糧供給以上に重要なことはありません。今、私たちの食糧供給は中国に依存する傾向にあり、これは良くない兆候です。私たちと中共との関係は誤った方向に進んでいます」
コーマー氏は、中共の脅威を止めるためには、その深刻さを理解し、表面的な現象だけでなく、その背後にある真の意図を見極めることが重要だと強調しています。
ジェームズ・コーマー氏
「中共は、国境を越えるフェンタニルの主要な供給源であり、大量の偽情報を発信しています。私は、これらの偽情報が米国における反ユダヤ主義を助長していると考えています。中共は、銃を使わずに米国に対する戦争を仕掛けたいと考えており、それは情報戦や影かげでの戦いです」
さらに、コーマー氏は米国人に対して、中国企業とのビジネスは実質的に中共政府とのビジネスであること、そして中国には私企業がほとんど存在しないことを忘れないよう警告しています。また、中共の影響は世界的であり、彼らは世界各国の重要産業に影響を及ぼそうとしていると西側諸国に警鐘を鳴らしています。
ジェームズ・コーマー氏
「中共が展開している『一帯一路』という名のグローバル戦略を目の当たりにしています。この戦略では、彼らは積極的に介入し、さまざまな国々の経済を事実上掌握しようとしています。インフラからエネルギー、鉱業に至るまで、彼らが手を出すどの重要な産業も、その狙いは一貫しています。中共は多くの途上国で、返済不可能なほどの借金を貸し付けることで、債務の罠を仕掛けているのです」