母が誘拐され、娘が日本の中国大使館前で抗議

5月28日、日本の法輪功学習者張一文さんが、中国共産党(中共)の東京都港区の大使館の前で、同じく法輪功を修煉する母親の王乖彦さんが宝鶏市公安局によって不当に拘束されたことに抗議し、社会各界の支援を呼びかけました。

法輪功学習者の張一文さん
「私の母、王乖彦は法輪功を修煉しているため、陝西省宝鶏市の第二拘置所に不当に拘留されています。正義と良心に基づき、無実の迫害を受けているすべての法輪功学習者の解放を願っています」

王乖彦さんは61歳で、陝西省宝鶏市に住んでいます。王さんはこれまでも法輪功を修煉していることで、何度も不法に労働教育を受け、拘留されてきました。2024年4月11日には、法輪功学習者の柴秀芳さん、劉另擲さん、羅翠さん、蓮兵さんと共に、宝鶏市浜区と金台区の公安警察によって不法に連行され、現在第二拘置所に拘留されています。

張一文さん
「母が逮捕されてからの手続きは、今もまだ受け取っていません。もう1か月と数日が経過しています。良心を持つすべての人々、そして司法関係者に、良心と正義に基づいて法を守り、母を解放してほしいと願っています」

SMGネットワーク代表・丸山治章氏
「親が連れ去られて、しかも何か犯罪を犯したわけでもなく、何の法を犯したわけでもなく、理由もなく連れ去られて、連絡がつかなくなる。その気持ちを、中国語で分からなかったですけども、でも、感じるところはありますよね。すごい伝わってきましたので、早く何とかしてあげたいなという気持ちでした」

張一文さんは、中共による母親の拘束に法的な根拠がなく、古い情報を無作為に使用したと指摘し、まだ良心のある司法関係者に法に基づく母親の釈放を訴えました。

SMGネットワーク事務局長・根本敬夫氏
張一文氏の母、王乖彦氏など、今回強制収容した4人を無条件で即時に釈放すること

丸山治章氏
「国連の常任理事国として、人権を尊重し、誰からも尊敬される立派な国になるにはどうしたらいいか、自分たちの両親に問いかけ、自分たちの家族に問いかけ、自分たちの頭で考えること。それを求め、日出ずる国より忠告をいたします」

 
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