米下院、「法輪功保護法案」可決

25日、米下院は民主・共和両党の支持を得て「法輪功保護法案」を全会一致で可決しました。この法案は、中国共産党(中共)による法輪功学習者を対象とした強制臓器摘出に対して、法的措置を初めて導入するもので、その意義は非常に大きいものと見られます。ワシントンD.C.特派員の報道をご覧ください。

6月25日、米下院は発声投票で、法輪功保護法案を全会一致で可決しました。

この法案は、中共に対して、法輪功への迫害を即刻停止するよう求めるとともに、米国に対して、中共の支援を受けて行われている、生きた人間からの強制的な臓器摘出を制止するよう要求しています。また、中国国内でこのような臓器収奪に関与する人々に対して、制裁措置を取ることも求めています。

民主党と共和党の多くの議員が、同法案に関して下院でスピーチを行い、中共による臓器摘出に関与する暴虐行為を強く非難しました。

米民主党のスタントン下院議員
「監獄にいる人たちが感じている恐怖と絶望を想像してみてください。彼らは自身の信仰のために、中共によって強制的に臓器を摘出されているのです。彼らは実在の人間であり、家族を持っています」

米共和党のマッコーミック下院議員
「中共のこれらの悪行は、絶対に止められなければならない!」

この法案を提出したスコット・ペリー下院議員は、中共による法輪功学習者への迫害と臓器摘出について、米議会で初めて強制力を持つ法案が提出されたことの大きな意義を強調しました。

米共和党のスコット・ペリー下院議員
「25年も前から、法輪功をこの法制化の核心に据えるべきでした!」

また、ある議員は新唐人に対して、中共の残虐行為は人々を憤慨させるものであり、米国はその責任追及と取り締まりを強化するだろうと述べました。

米共和党のマッコーミック下院議員
「中共の強制臓器摘出は許しがたい人権侵害です!」

米共和党のノーマン下院議員
「中国の人々は善良ですが、彼らは抑圧的な政権のもとで生活しています。米国はこの現実に目を向けるべきです!」

この法案は、今後上院に送られ、採決されることになります。

 
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