米下院は最近、「法輪功保護法案」を全会一致で可決しました。こうした動きに続き、日本でも多くの議員が、中国における人権保護と中国共産党(中共)による法輪功学習者への迫害を阻止するための法案を速やかに作成するよう政府に強く求めています。
大阪府枚方市議会議員、田口敬規氏
「米国で決まったというのはすごい大きいなと思いまして、世界で一番大きい影響力のある国が、そういうことをやるっていうのは高く評価したいですし、内容もかなり踏み込んだ内容であるっていうこともお聞きをしましたので、我が国も含めた世界中の国が同じように、これに続いてほしいなと思いました」
「法輪功保護法案」では、中共による法輪功学習者への迫害を即刻停止するよう求めており、さらに米政府に対して、臓器強制摘出などの犯罪に関与する 者に対して、国際社会と連携して厳しい制裁を科し、迫害終結に向けた取り組みを求めています。制裁措置には、法輪功学習者を迫害する関係者の資産凍結、入国禁止、ビザ取り消し、最高100万ドル(約1億6152万円)の罰金及び20年以下の禁固刑が含まれます。日本の議員は、この法案が極めて強力な拘束力を持つと評価しています。
大阪府堺市議会議員、西川良平氏
「大変厳しい内容になっております。日本も こういった加担した人間は、国内に入れない、あるいは既に入っている人は、国外待機を求める毅然とした姿勢が大切だと考えております」
神奈川県茅ヶ崎市議会議員、水島誠司氏
「我々が世界に発信をして、こういうことが行われているということを呼びかけるのは、大変効果があると思いますので、しっかりやっていきたいなと思っています」
20年以上前に法輪功学習者を救出する活動に参加したこともある元衆議院議員の中津川博郷氏は、法輪功を支持し続けています。中津川氏はこの度、法案の通過を受けて非常に感動していると述べています。
前衆議院議員、中津川博郷氏
「さすが、米国。通った時、 私は感動しました。涙を流しました。日本からも(移植)ツアーで今も行われているとしたら、まったくこれは犯罪です」
多くの日本の議員は、人権侵害をなくし、迫害の存在しない世界に向け、日本政府が速やかに米国の例にならい、法律を通して連携していくべきだとの見解を示しています。
西川良平氏
「画期的な法律だと思います。私ども、法輪功(学習者)の迫害、これはもう長らく25年もの、長きに渡っての迫害を受けている中で、やっと法輪功(学習者)の声、あるいは実態が世界に知らしめた大きな一歩だと思っております」
京都府亀岡市議会議員、平本英久氏
「米下院議会で、法輪功保護法案が可決したということで、大変喜んでおります。こういった動きに拍車がかかり、1日も早く、そういった迫害がなくなる平和な世の中になることを、切に願っております」
議員らは、米下院が法輪功学習者に対する迫害に抗議し、その25周年を迎えるにあたって可決させた「法輪功保護法案」が、日本社会だけでなく国際社会にも影響を及ぼすと述べています。