最近、ニューヨーク・タイムズによる法輪功と神韻芸術団に関する否定的な報道を受けて、ニューヨークの著名人や長年米国で生活している中国系アメリカ人たちが、それぞれの見解を表明しました。
神韻公演を複数回鑑賞した、中華公所の前主席であり、東華協会の現主席である于金山氏は、ニューヨーク・タイムズによる批判的な記事は根拠が脆弱であり、すぐに反論できるものだと指摘しています。
東華協会の現主席、于金山氏
「芸術やスポーツの分野では、怪我をすることは珍しくありません。例えば、米国の水上バレエ選手たちもどれだけ怪我をしているか考えてみてください。しかし、ニューヨーク・タイムズは、アーティストたちが怪我をしても適切な治療を受けていないと報じています。もしそれが事実なら、神韻は十分なアーティストを確保することが難しくなるでしょう」と述べています。
実際、神韻は最初の1団体から現在の8団体にまで成長し、アーティストの数も増え続けています。于金山氏は、「常識的に考えれば、ニューヨーク・タイムズの報道が誤りであることは明らかです」と指摘しています。
「北京之春」の名誉編集長、胡平氏
「ニューヨーク・タイムズは、事前にしっかりと準備をし、背景や経緯を理解した上で、この問題について重要な意見を述べた人々の考えを確認すべきでした。ただ中国共産党(中共)の主張を繰り返すべきではありません」と述べました。
また、約50年前に米国に移住し、現在はニューヨークで活動している作家であり、台湾海外網の評論家でもある巫本添氏は、「ニューヨーク・タイムズの記事が結果的に中共を喜ばせることになった」と指摘しました。
ニューヨーク、ロサンゼルス、ニュージャージーで活動する弁護士の陳闖創氏は、ニューヨーク・タイムズは、法輪功が過去20年間において、自らを「中共の対立する立場に置いた」と報じていますが、「これは根本的に誤りです」と述べています。
弁護士、陳闖創氏
「人々はただ黙って従うべきだというのでしょうか? 『抑圧は正しい、私たちを殺害し、投獄し、拷問することも正しい』と言い、何も行動を起こさないべきだと言うのでしょうか? ニューヨーク・タイムズは、最も基本的な背景や事実を歪曲しています」と指摘しました。