西安の大学生、授業中に「私は共産党が嫌い」

最近、インターネット上で、中国陝西省西安市にある西北大学の教室で、学生が「共産党が嫌いだ」と大声で抗議する動画が話題となっています。彼は「マルクス主義原理」を学ぶことに、嫌気がさしていると述べました。専門家の意見によると、中国共産党(中共)が政治的な洗脳を強化し続けていますが、そのイデオロギーはすでに破綻しており、崩壊が避けられない状況にあります。

*「マルクス原理主義」はマルクス主義を厳格に守る立場や思想を指し、「マルクス主義原理」はその理論的な基本原則や概念を指します。

この動画は、先月27日に西安市の西北大学で行われた「マルクス主義原理」の講義中に撮影されたものです。動画には、スマートフォンを見ている学生や、おしゃべりをしている学生が映っており、その中である男子学生が突然大声で抗議を始めました。

西北大学男子学生
「私は共産党員じゃないし、共産主義を信じていない。それに、共産党が嫌いだ!」

中国の歴史学者、李元華氏
「これらの授業は、学生を中共の暴政に屈服させることを目的としています。多くの学生はこの授業を嫌がり、ただ形式的にこなしているだけです。この動画の学生は、他の多くの人々が、口にできない本音を代弁しています」

1949年に中共が中国で政権を奪取して以来、中国の市民は生まれたときから中共の政治的な洗脳を受け続けており、政治教育が学生にとって必修科目となっています。近年、中共は内憂外患に直面する中、共産党支配の正当性を喧伝するために、いわゆる思想政治教育を強化しています。

昨年8月には、中共当局が習近平の「思想概論」を全国の小学校から大学までの教材に盛り込みました。その結果、学生たちの政治教育の教材が従来の4冊から5冊に増え、学生たちの不安感を高めています。

李元華氏
「ますます多くの人々が中共を信じなくなっており、中共自身が非常に危険で不安定な状況にあることを意味します。だからこそ、教育体系でこのような授業をさらに強化しようとしているのです」

昨年9月には、中国のSNSで職業学校に通う福建省の女子学生は政治教育の教材を大量に暗記しなければならず、精神的に追い詰められていると教師に訴えるチャット記録が話題になりました。

福建省の女子学生
「夜通し眠れず、ずっと暗記しなければならない。あなたは心の健康に気を付けるようにと言っていましたが、私がいわゆる『道徳教育』の授業を受け始めてから、一度も心が健康であったことがありません!」

時事評論家、邢天行氏
「中共が行っているイデオロギー宣伝、特に大学生に対するマルクス主義原理の教育はすでに破綻していると指摘しています。30年ほど前から、学生たちはこのような政治教育に反感を抱いてきました。というのも、この政治教育は現実と完全に乖離していることが明白だからです」

時事評論家の邢天行氏によると、現在の大学生の中には、共産党に公然と反対する少数派もいれば、中共に迎合する少数派もいますが、大多数は心の中で共産党に同意していないものの、圧力に屈して、沈黙を守っているといいます。実際には、中共のイデオロギーは、すでに破綻しており、中共に対し天は怒り人は恨んでおり、崩壊に向かっています。

邢天行氏
「中共という生命体は、例えば、秋や厳寒の季節になると、イナゴの寿命が尽きるように、自然と解体されるでしょう。これは民意や世界の大きな変化と密接に関係しています」

西北大学での授業を映した動画は、ネット上で注目を集めており、多くのネットユーザーがこの学生の勇気を称賛する一方で、中共の強制的な洗脳を非難しています。

あるユーザーは「この学生の言うことは正しい。彼は共産党を信じていない。もし中国が、共産党と無関係な人間を、中共が決めたマルクス主義の授業に無理やり参加させるなら、それはタリバンやISISと同じことだ」と書き込んでいます。

李元華氏
「これは、テロリストのように、強制的に洗脳しているようなものです。中共の党文化の核心は、実際には嘘と暴力です。この嘘は教育システムにおいて体系化されており、いわゆる思想政治の授業は、その体系化された嘘の一部に過ぎません」

近年、真実が広まるにつれ、特に2004年に中共の罪悪を全面的に暴露した『九評共産党』が発表されて以来、中国人は相次ぎ目覚めています。数億人が、全世界の退党サイトで、中共およびその関連組織からの脱退声明を発表しており、中共はすでに行き詰まり、最終的な崩壊を待つのみとなっています。

 
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