中国の「10・1連休」大型連休が始まると、SNS上に突然、精神病院の病衣を着た若者たちが集団で遊ぶ動画が多数現れ、この現象は「狂遊」と呼ばれています。
多くの動画では、若者たちが病衣を着て、草原や森、砂漠といった場所で奇妙なダンスを踊り、地面を転げ回り、さまざまな奇怪な動作をしている様子が映し出されており、場面は非常に異様です。
これらの「狂遊」動画がネット上で急速に人気を博すにつれて、多くの若者がそれを模倣し始めました。特にタオバオでは、同じ病衣の検索数や販売数が急増し、ある販売者は「1日当たり平均で百数着売れています」と報告しています。
さらには、この病衣を着ての「狂遊」は新しい観光アクティビティにまで発展し、一部のツアーガイドは「病衣を着て写真を撮る」ことをツアーに組み込んだ結果、20人以上が参加しました。
そのガイドが公開した動画では、「病友集合!」という掛け声の後、若者たちは全員病衣に着替え、草地で転がったり踊ったりして、奇怪な動作をしています。
あるネットユーザーは、こうした行動はストレス解消のためであり、仕事で「消耗」した精神状態を癒すためだと述べています。また、別のネットユーザーは「神経が狂ったおかげで、精神状態はすっかり良くなった」と皮肉を込めてコメントしました。
海外華人が自由の鐘を米西部に設置
「10・1連休」の直前、海外の華人たちは中国共産党(中共)の暴政に抗議し、中共に対する送葬の活動を相次いで行いました。9月29日には、南カリフォルニアのモハーヴェ砂漠にある「自由彫刻公園」で、百数人の華人が「自由の鐘」の落成式を行い、中共政権の弔鐘を共に鳴らすことを誓いました。
この「自由の鐘」は、自由民主基金会から寄贈され、真鍮で作られています。公園内の古風な四角い黒い東屋に吊るされており、重さは200キロ以上あり、サイズはフィラデルフィアの自由の鐘よりやや小さいです。
式典には、中国の人権問題に関心を持つ学者や民主運動のリーダーたちが世界各地から集まりました。カナダの盛雪氏、オーストラリアの陳維健氏、台湾の李酉潭氏と曾建元氏、ニューヨークの王軍濤氏と寧先華氏、シアトルの金秀紅氏らが出席しました。
中国民主党全国委員会主席の王軍濤氏は、鐘を鳴らす前に次のように語りました。
中国民主党全国委員会主席 王軍濤氏
「今日の最初の鐘の音は75年前の悲惨な日を記念するためのものですが、これから鳴らすすべての鐘の音はこの世界のどこかで自由を示す人々を象徴します」
「自由彫刻公園」の創設者で彫刻家である陳維明氏は次のように述べました。
彫刻家 陳維明氏
「我々も、中国の特色を持つこの東屋と鐘を手に入れました。これは、私たち民族、東洋人、中国人にとって希望の象徴であり、自由を追い求める希望の鐘です。そしてこの鐘は、私たち自由を追い求める者たちが、中共の独裁政権に対して鳴らす終焉の鐘を示しています」
民主運動のリーダーである盛雪氏も「中共は非常に悪質で許されない、全く人道的な面を持たない政権です。この自由の鐘が、中共による国家テロリズムの終焉を告げる鐘となることを願っています」とコメントしました。