中国共産党(中共)による強制臓器摘出の初めての生存者として知られる程佩明氏が最近、ワシントンで自らの体験を公に語りました。大紀元の番組『米国思想リーダー』が、国際人権弁護士デービッド・マタス氏に特別インタビューを行い、マタス氏は程佩明氏の事例が重要な意義を持つと語りました。
強制臓器摘出の生存者 程佩明氏
「今日、私はここに立っています。皆さんは私が普通に見え、話も歩行も問題ないと思われるでしょう。しかし、私はもう二度と元の自分には戻れません。左の肋骨の痛みは脈拍に合わせて激しくなり、脈が一度動くごとに痛みが走ります」
程氏は法輪功を修煉していたため、2002年に中共によって不法に8年の刑を言い渡され、刑務所で拷問を受けました。2004年11月、彼は手術を強いられ、その後の全身検査で彼の肝臓の大部分と左肺が消失していることが判明しました。
国際人権弁護士であるデービッド・マタス氏は、中共による法輪功学習者の臓器摘出を独立して調査する最初の専門家の一人です。程佩明氏は、中共による強制臓器摘出から生存した初めてのケースとなります。
国際人権弁護士 デービッド・マタス氏
「彼は二度入院しました。最初は臓器摘出のため、そして二度目は命の危険に直面したためです。もし彼が逃走しなければ、今日生き延びていることはなかったでしょう。中国から逃れ、拘留を逃れた人々も他にいますが、彼の特異な点は、ただ逃げ出したことではなく、彼が部分的に臓器を摘出され、その過程で生き延びたということです」
マタス氏は、法輪功学習者は通常、組織的に臓器を摘出された後に殺害され、その後遺体が処理されると強調しました。しかし、程佩明氏は奇跡的に生き延びました。
デービッド・マタス氏
「中国(共産党)の医療システムが法輪功学習者を殺害する目的は、彼らを黙らせることではなく、彼らから利益を得ることです。なぜこの病院が部分的な臓器摘出しか行わなかったのか、それは中国(共産党)政権や病院が何をしたのかを説明する必要があります。私にはこの点を説明することはできません。ただ一つ確かなのは、法輪功学習者の臓器がなくなっているということです」
マタス氏は、中共が中国人を次々とむさぼり食う機械であると指摘しています。数十年にわたり、中共は何世代にもわたって一連の大虐殺を行い、常に隠蔽、嘘、偽装を繰り返してきましたが、これらは人々にとってすでに日常的なことになっているようです。
デービッド・マタス氏
「私たちにとって、共産主義支配下の中国での衝撃的で異常な出来事が、日常生活の一部となっています。確かに、これは大規模な暴行ですが、これが初めてではありません。天安門広場の事件もありますが、これは単に天安門広場で起こったことではなく、全国規模での弾圧や大飢饉、文化大革命も含まれます。中国は一連の大規模な暴行を繰り返し、そのたびに嘘で隠蔽してきました」
国際人権弁護士でハドソン研究所宗教自由センターの所長であるニーナ・シェイ(Nina Shea)氏も、程佩明氏のケースが非常に重要であると述べました。
国際人権弁護士・ハドソン研究所宗教自由センター所長 ニーナ・シェイ氏
「生き残った被害者が立ち上がり、自らが強制的な拷問の被害者であると公に声明を出すことは、非常に重要です。臓器を生きたまま摘出された被害者が医学的に詳しい調べを受け、医師の証言を得ることは非常に重要です。これは確固たる証拠であり、直接的にこの事実を証明しています」
『米国思想リーダー』番組ホスト ヤン・エキレック氏
「この(程佩明氏の)ストーリーの露出、メディアの関心、そして現在議会に提出されている立法について、どのような期待をお持ちですか?」
デービッド・マタス氏
「私に何が起こることを望むのかと尋ねていますね。私の個人的な意見は、希望を持たず、予測せず、ただ座って未来がどうなるか考えるのではなく、未来を自ら創り出すべきです!」