ニューヨークを拠点とする神韻芸術団は、世界有数の中国古典舞踊芸術団です。11月17日、神韻芸術団は声明を発表し、「ニューヨーク・タイムズ」が最近掲載した神韻を攻撃する一連の記事について、記事の内容が「虚偽に満ちている」と指摘し、関連する事実を明らかにしました。
神韻芸術団は11月17日の声明の中で、神韻芸術団と飛天学校が多くのアーティストを育ててきたことに触れ、私たちは伝統を信じ、私たちの信仰を持ち、私たちは思いやりと敬意をもって私たちのアーティストに接するべきだと信じています。しかし、「ニューヨーク・タイムズ」の最近の記事ついては、「私たちの組織の慣習や文化を大きく歪曲し、虚偽のイメージを描こうとしており、まさに私たちの信仰を攻撃するものだ」と指摘しました。
声明では、神韻は毎年8つの芸術団が世界を巡回し、共産主義以前の伝統的な中華文化や美徳を復興することをテーマにしていますと説明しています。一方で、中国共産党(中共)は、神韻が示す中国伝統文化が自らの支配に対する脅威であると見なしており、世界各地で神韻の公演を妨害するため、あらゆる手段を用いてきました。その手段には、各地の劇場や関係者に外交的圧力をかけることや、中国にいる神韻アーティストの家族を拘束することなどが含まれています。
神韻は声明の中で、「ニューヨーク・タイムズ」の記事が、少数の不満を持つ元アーティストたちの個人的な話に基づき、事実と大きく異なる内容であると指摘しています。実際、神韻芸術団に所属するアーティストの85%は成人であり、残りのポジションは、附属する飛天大学と飛天芸術学院の「才能ある若者たち」に開放されています。また、「学生が神韻の公演に参加することは、ニューヨーク州教育局が承認したカリキュラムの一部である」と述べています。
神韻は声明の中で、飛天のすべての学生が全額奨学金を受け取っており、それには食事や宿泊が含まれ、年間でおよそ5万ドル(約774万円)に相当すると指摘しています。また、巡回公演中のすべての費用は会社が負担しており、高級ホテルでの宿泊、食事、さらにはほとんどの娯楽活動まで含まれていると述べています。
声明では、神韻のアーティストたちは努力と献身の精神を持って取り組んでいるものの、スケジュールは「ニューヨーク・タイムズ」が主張するような「疲弊させるもの」ではないと述べています。このような表現は、少数の「極端な」事例に基づいているに過ぎないと指摘しています。これに対して、大多数の学生は、飛天学校が自分たちの夢を実現する手助けをしてくれたと評価しており、多くの学生の保護者たちも、入学後に子供たちに見られた前向きな変化に感銘を受けていると称賛しています。
また声明では、過去25年間、「ニューヨーク・タイムズ」が一貫して中共のプロパガンダに沿った法輪功に対する報道を続ける一方で、中共による人権侵害の暴行を無視し、また、近年では法輪功学習者が設立した団体に対して、ますます敵対的な姿勢を取っていると批判しています。それにもかかわらず、神韻は中共による20年以上にわたる国境を越えた弾圧や、「ニューヨーク・タイムズ」の攻撃に屈することなく、中華五千年の文明が持つ美しさ、荘厳さ、神性を示すという使命を揺るぎなく果たし続けると述べています。