新型コロナウイルス流行に関する米下院特別小委員会は、2年間の調査を経て最終報告書を発表しました。同報告書では、中国共産党(中共)の実験室からのウイルス漏洩を指摘し、中共が感染拡大を隠蔽した責任を追及するよう求めています。
新型コロナウイルス流行に関する米下院特別小委員会は、2年以上にわたる証拠収集を経て、12月2日に520ページに及ぶ報告書『COVID-19パンデミックの事後検証:得られた教訓と前進の道筋』を公表しました。同報告書では、中共が感染拡大を隠蔽し、「国際保健規則(IHR)」第6条および第7条に違反したと指摘し、その責任追及を求めています。
時事評論家 横河氏
「米国には独自の責任追及の仕組みがありますが、重要なのは、全世界が感染源の追跡を諦めるべきではないということです。また、この件における中共の責任を追及し続けるべきです」
時事評論家 唐靖遠氏
「米国議会が発表したこのウイルスに関する報告書は、一つの分水嶺であり、また歴史的な成果と言えます。公式なレベルで初めて、ウイルスの感染源が実験室からの漏洩である可能性を正式に提起しました。もしトランプ新政権が発足後に中共への責任追及を進める場合、この報告書が非常に良い基礎を築くものとなるでしょう」
小委員会議長である下院議員ブラッド・ウェンストラップ氏は、議会への書簡で「この取り組みは、米国と世界が次のパンデミックを予測し、それに備える助けとなり、私たちを次のパンデミックの影響から守ることを目指しています。また、影響を未然に防ぐことへの希望も含まれています」と述べています。
ワールドメーターズの統計によると、中共ウイルスによる感染症で、120万人を超える米国人が命を失いました。
唐靖遠氏
「(パンデミック期間中)米国をはじめとする先進国が被った生命と財産の損失は、戦争を戦った場合とほとんど変わらない規模と言えます」
唐靖遠氏は、中共が中国人の命を顧みない姿勢を指摘し、軍事的に米国に勝つことが難しい現状において、中国人の犠牲を厭わずにウイルス戦を仕掛ける可能性があると述べました。
唐靖遠氏
「つまり、中共はパンデミックを武器として利用し、ウイルスの拡散を米国をはじめとする先進諸国への戦争を仕掛けるものとして捉えています。このパンデミックの拡散は、変則的な生物戦争としての側面を持つものだと考えます」