【家族】10歳の少女が不眠症に 世話をする両親もストレスの限界

10歳の娘マルバは不眠症でした。それがいつ頃始まったか定かではありません。

私たち夫妻には10歳のマルバと弟がいます。就寝時にはどちらにも同じルーティーンをしてきました。弟の方はすぐに寝付くのですが、姉のマルバは寝付けませんでした。様々な療法を試しましたが、効果はありませんでした。

「ママ、眠れない・・・。全然眠れないの・・・」ベッドに横たわり数時間しても、眠りたくても眠れず、苛立ちが募ります。それが毎晩なのです。

試行錯誤、でも効果なし

母親ですから、子どもの健康は重要課題です。マルバがよく眠れるよう色々試してきました。

バランスを整える事が大切だとは漠然と知っていたので、日中の運動量が過剰にならないよう、夜間に脳を刺激しすぎないよう、就寝前には気持ちが落ち着いているよう注意も払いました。そのために、放課後友達と遊ぶ時間も減らしたり、就寝時間を早めたり、何か困っていたり悩んでいることはないか話してみたり、色々試しました。

しかしどれも効果はありませんでした。睡眠不足は続き、解決策は分からない。また私自身、娘への心配はもちろん、毎晩娘を寝かしつけることだけに時間が取られ、自分の時間が全くなくなり、ストレスも溜まっていました。

母エバさんと長女マルバちゃん

思いがけないところから解決策が見つかる

長い事、夫と私は法輪大法という中国古来の気功をやってきました。法輪大法とは、ゆっくりとした気功動作で体を鍛え、真、善、忍の理念に従って心を修め、道徳を向上させる心身修練法です。このお蔭で、夫婦互いを尊重し合い、より幸せな夫婦関係を築いてきたと実感しています。

法輪大法によって、私自身学んだことが沢山あります。例えば、自分自身にも人にも正直になりました。自分の過ちは認めますし、諍い(いざかい)が起きてもそれに同乗しないようにします。逆に、その反応や行動をとったのは自我のためだったか、恐れだったか、面倒臭かったからかとか振り返ります。法輪大法に基づいて熟考した後、それを手放します。

親として、子どもに道徳を教えることは大切ですから、その教えに基づいて、善い人とはどういう人か、子どもたちと話合ったこともあります。子どもたちも気功の練習をしたことがありますが、あまり乗り気ではありませんでしたので、敢えて強制はしていませんでした。

この夏、私たち夫妻は地元の法輪大法サークルに加わり、公園で練習していました。ある時、マルバも参加しました。立って行うエクサーサイズを4種類した後、座って瞑想しました。無理のないよう、時間は短縮しましたが、マルバは全てをこなし、最後に瞑想もしました。

帰宅して間もなくベッドに入りました。すると奇跡が起きたのです。マルバがすぐに眠りに落ちたのです!翌朝、マルバに聞きました。

「昨晩は眠れた?」

「とってもよく眠れた!」

「どうしてだと思う?」

「理由は簡単よ」マルバは嬉しそうに微笑みました。

就寝前の瞑想

それからは就寝前に短い瞑想をしています。仰々しいものではなく、たった10分程度です。座禅を組み、練功音楽を聴きながら瞑想するだけです。するとマルバはとても落ち着くと言います。

5か月続けるうちに、毎晩ぐっすり眠れるようになりました。また、朝の機嫌も改善されました。以前は、寝不足のせいで不機嫌で怒りっぽかったのですが、気持ちよく起きるようになりました。よって、家族全員、朝のギスギスした雰囲気もなくなり、平和で明るい朝を迎えるようになりました。

マルバがよく眠れるようになり、私はただただ嬉しい気持ちでいっぱいです。

以前、マルバは就寝時、頭の中を色々な雑念が巡り眠れなくなる、すると今度は朝寝坊してしまうのではと心配になっていて、堂々巡りだったそうです。しかし瞑想を続けると、その頭の中を巡る無駄な思いや心配を手放し、消えていくのです。

最近では8歳になる弟も瞑想に加わりました。

マルバちゃん、弟と瞑想中

私たち家族は法輪大法に色々と助けられてきました。とても感謝しています。

エバ・サガフォース(スウェーデン在住)

 

 
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